パリ同時テロ 非常事態発令中の日常

非常事態宣言が3か月の延長となり、来年の2月頃まで続くことになったパリ。
非常事態宣言=戦争中とのことだが、パリ市民の生活は至って穏やかだ。
ところによっては確かに機動隊や軍隊などが行き交い、物々しい雰囲気もないことはないが、
買物やレストラン、コンサートなどなど、今までと何ら変わらなく暮らしている。
先日は、パリ9区にあるカジノ・ド・パリ劇場にて、カナダのミュージシャン、パトリック・ワトソンのコンサートが開かれた。

会場の作りは、あのバタクラン劇場とよく似ている。

そのせいか、コンサート中も何度となく後ろの出入り口に目をやる人々の姿もあった。

誰の心の中にも、あの時の恐怖は根強く残っているだろう。

でもそれに左右されたくは無い。

受難の度に、その苦しみを学習し、苦しんだ分、強くならないと人生の元が取れないじゃないか。

苦しんだ分、幸せにならなきゃ人生楽しめないじゃないか。

ごく普通の日常の幸せを少しでも乱されることなく過ごせたらいい。

それが我々一人一人に与えられた特権なのだから。

帰り道のエッフェル塔トリコロールから普段のイルミネーションに戻っていた。
パリの光よ、パリの華やかさよ、永遠であれ!!


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