緑の空間 セーヌ河畔にて

こんな都会の真ん中に、セーヌ河畔に、こうして緑の空間を作るフランス人。
この感覚が私は大好きです。
フランス人が好きか?と問われたら、簡単に「Oui」とは即答出来かねるけど(笑)
でも、彼らの感覚だけは、間違いなく好きです。

考え無しに、どんどん木々を切り倒して行くケベック人と、フランス人が合わないのは当然かも。
もちろん、ケベック人だから、フランス人だからといっても、それぞれ例外はあるが、
一般的・全般的に見て、私が感じることであります。

また、ケベックのような厳寒地では、それなりの気候上の理由もあるでしょう。
でも、それにしても、である、、、どうしてあんなに、木々を切り倒し、
意気揚々とダイナマイトで貴重なローレンシャンの岩を吹き飛ばしたりするのだろうか?

どうしてケベック人というのは、あんなに自然を破壊するのが好きなのだろうか?
木は一度切り倒したら、もう二度と戻って来ないのに。
そんなこと、各自が幼い頃から分かり切っていることだろうに。

私が、25年以上ケベックに住んでも、どうしてもどうしても理解出来ないことなのです。
たぶん、広大な国土の上にあって、あまりにも豊かな、豊か過ぎる自然の中に生きているので、
その恵み、有り難味を彼らは実感することなく生きて来ている、その結果なのだろうか?

ケベック人は、チェーンソーと草刈り機が大好きです。
まだまだ充分生きている木々をチェーンソーで切り倒し、切り刻み、
可憐な自然の草花を草刈り機で刈り取ってしまうのである。
勿忘草も、ポピーも、クローバーも、れんげ草も、バターカップも、アザミも、ヤマユリも、
全部全部、きれいさっぱりと刈り取ってしまうのだ。

そして、その味気なくなってしまった芝生の上にデッキチェアを持ち出して来て、
一年に何度入れるか分からないプールを横に寝そべって
ビールを飲んで自己満足に浸るのです。

この感覚が私にはどうしても理解出来ない。
あと200年、300年、ケベックに住もうが、決して理解出来ないだろう。


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