黒いマニキュア

16、17歳の頃。
フレディ・マーキュリーが大好きだった。

いつも彼のファッションをチェックしていて、ピンタックの入ったレースブラウスなどを好んで着ていた。
一番真似を真似をしたかったのが、左手だけの黒いマニキュア。
今では、黒のマニキュアなんてちっともめずらしくないが、当時はそうそう店頭に並んでいるものではなかった。
今のような通販も無いわけで、休日の度に、横浜や東京を、足を棒にして探し回った。
今のようにネットがあれば、当時のフレディが使っていたのは、bibaのblackだったなんて簡単に知ることが出来たのにね。
で、やっと見つけたのがマリー・クワントのブラック。
当時のマリー・クワントの化粧品には、それぞれ可愛いネーミングがされていた。
中には、『朽ちた野いちご』なんていうのもあって、そのネーミングに惹かれて買ってしまうこともあった。
他にも、当時のキース・エマーソンのブーツとか欲しかった。
あの小さなベルトのいっぱい付いたブーツだ。
今でいうスパッツのような細いパンツも欲しかった。
あと、これは、フレディ・マーキュリーキース・エマーソンも関係ないけど、編み上げのエスパドリーユという難度の高そうなものも欲しくて探し回った。
たぶん定期購読していたフランスの雑誌の影響だろう。
その雑誌には、それぞれ型紙も付いていて、どうしても欲しいニットやサマードレスは母に作ってもらった。


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