それぞれの物価

私たち家族には、ケベックとパリに「家」という拠点があるので、二つの生活を同時に見渡すことが出来るのだが、最近気付いたことは、どうやら物価が今までと逆になって来ているようなのだ。
今までは、断然パリの方が何でも物価高だったが、最近では、ケベックでの物価がどんどん上がって来ているのだ。


これは、娘の学生食堂でのメニュー表。
この秋(新学期)に、一気に1ドル50セントも値上がりした。一食がだいたい400円ぐらい。スープやサラダ、メインにデザートでこの値段だから、通常のレストランなどと比べたらもちろんぐんと安いのだが、このいきなりの値上がりはいったい何なのだろうか。

Jambon à l'érable(ハムをメープルシロップで煮詰めたもの)なんていうケベックらしいメニューがあるのは好ましいんだけどね。


パリの場合、不動産はまだまだ高いけど、日常の買物に掛かる費用は、パリに住み始めた2年前と比べると随分値下がりしている。日曜日割引などもあるし、日常食のパンなど、ケベックよりも断然パリの方が安い。ワインやシャンパンは言わずもがな。