つらつらと今日一日

あははオバサン

今日は朝からずっと出掛けていた。
気温も上がって暑く、というか蒸し暑い一日だった。
夜から嵐の予報。
土砂降りの雨が降るとちょっと涼しくなると思う。
車もずっと冷房をつけていて、たまたまある駐車場で、窓を全開して停まっていたら、すごく日焼けして顔は元より首回りから腕など至るところシミだらけ(いまどき日焼けに励むケベック人には珍しくない)のどこかのオバサンが「あのね、私、考えたんだけど、やっぱりアンタがさっき言ってた色の方を選ぶわ」とか言いながら、私の車窓に首を突っ込んで話し始めたので、ポケンとしてると、「あら!ごめんなさい!あははは・・・」と立ち去りながら、彼女の娘さんらしきその「アンタ」呼ばわりされていた女性に、「あははは、あのマダムをアンタだと思って喋っちゃってさ」とマダム・シミは、いつまでもしつこく恥ずかしそうだ。ケベック人たちは冬型なので暑さに弱く、きっとそのせいなんだろうと思う。今日も茹でたタコ状態のケベック人が多かった。



失望のIKEA

久し振りにIKEAに行ったのだが、なんか年々IKEAケベック化して来ていると痛感して非常にがっかりした。私がよく利用しているのが、モントリオール郊外店。いつも驚くほど空いていて、今日もガラ〜ンとしていた。そう、これではまるで、大昔のケベックにあったIKEAそのものなのだ。
IKEAといえば、あの独特な北欧の魅力が最大の売りなのに、まるで、以前ケベックを撤退してしまったIKEAの二の舞みたく変わり果ててしまった最近のIKEA。折角の北欧の雰囲気をシャットアウトしたような妙な雰囲気になっている。
例えばインテリアとして使う絵と、その額(がく)売り場が、1階全体の六分の一を占めているのだ。ケベック人はこの額が大好きで、額の専門店も多い。そして、とても素敵なカーテンや生地、キッチン用品などの売り場などが極端に狭くなってしまった。また、凄まじいほどの匂いのキャンドルばかりがずらりと並んだコーナーも巨大なスペースを占領している。あの北欧らしい白い素朴なキャンドルなどそこには見当たらない。
新製品なども、どこを探しても見当たらず、店員に訊くと「売り切れた」と口を揃えるが、新しいものに拒絶反応を示すケベック人のことだ、最初から豊富に仕入れているはずがない。売り切れるほど、彼らが新しいものに興味を示すはずが無い。要するに、ケベック人好みの「可愛くない」「魅力の無い」商品が多く取り揃えられているわけだ。
以前にIKEAケベックを撤退する際に、「こんな北欧の魅力を理解出来ない人たちの住む場所に、二度とIKEAは戻って来ない」と言わせたケベックだ。折角良いセンス感覚を持っているのに、ヨーロッパの雰囲気を根っから嫌うケベック人は多い。嫌うというより、理解出来ない、受け入れられないというか。そんなケベックの雰囲気を嫌っている私がここにいる。



狂宴

さて、そのケベックでの先日に開催されたフェスティバル、こんな感じです。
動画じゃなくて写真だけど、それでも充分伝わると思います。
残念ながらとうとう死亡者を出してしまった今年のフェスティバル。逮捕されたのが30名近くでした。小競合いや小さな暴動もあったようです。
http://lejournaldequebec.canoe.ca/journaldequebec/actualites/faitsdiversetjudiciaires/archives/2009/06/20090624-090724.html#photos


http://lejournaldequebec.canoe.ca/journaldequebec/artsetspectacles/scene/archives/2009/06/20090623-195209.html#photos
この凄まじい量のゴミも、丸一日掛けて清掃され、翌日には元通りの美しいケベックの街に戻るわけです。
私がこの日を前後して、ケベックの街を避けたがるその気持ちがお分かりでしょうか?これは、一種の恐怖症なのかも。今までに散々恐い思いをして来たせいでしょう。
どういうわけか、毎年この日をはさんで仕事が入っていて、あのまるで暴動のような展開が恐ろしかった。ケベック州旗を身に纏って酒瓶をラッパ飲み、喚き散らしながら闊歩するあの集団に毎年怯えて仕事をしていた。そして、あのゴミの山の中での観光・・・あれは本当につらい。今年は、それから解放されただけでも幸せでした。



懐かしのABC

さて、帰宅してから分かったのだが、マイケル・ジャクソンと、ファラ・フォーセットが亡くなったことを知った。
ファラの方は、もうだいぶ前からニュースになっていたが、マイケルの方は寝耳に水で驚いた。
マイケルとは、同年代なので、そういう意味でもショックだった。
20歳前後の頃、ファラさんのヘアスタイルに憧れていて、よく美容院に彼女の写真を持って行って「こういう風にして下さい」なんて言っていた自分を懐かしく思い出した。


マイケル・ジャクソンを偲んで・・・



信じられない停電

さて、先ほど嵐に見舞われたケベックだが、20分ぐらいの豪雨と雷も止んで、涼風そよそよ〜♪・・・なんて思っていたら、なんと再び停電である。「再び」というのは、私が住むこの場所では、停電が名物みたいなもので、だから「再び」なんですよ。しかも、今回の停電は約3時間。この時代に、この有様ですよ。今までの記録が丸々2日間の停電でした。理由も、災害など深刻なものではなく、たかだか嵐や吹雪でこれですから。停電は、電化製品を痛める原因にもなるので、そういう意味でも腹立たしいものです。