パリ市庁舎にて


まるで大聖堂のようなエスカリエ。




      







美術館かシャトーといってもいいほどのパリ市庁舎にて会合があった。




何しろ民主主義の強烈なフランス人のこと、パリ市スタッフらのちょっとした発言でも気に入らなければすぐにブーイングだ。




コメディアンや画家などアーティストたちのデモンストレーションがあるのも、とてもとてもフランス的。







こんな素晴らしいところで市民の集いが出来るなんてなんと幸せなことだろう。




ところが突然、モントリオール市代表というのが若干一名壇上で話し始め、あのモガモガでお馴染みのケベック人のフランス語はもう聞き飽きているので、ちょっとここで中座して、市庁舎内をちょっと散策してみた。







もう一つ準備されていた会場。




ふと見ると昼食会の準備が忙しく始まっている。












準備の整ったテーブルに近づいて写真を撮るなんてそんなハシタナイコト出来ませんぬ。






フランスは何を食べても美味しい♪
ワインやシャンパンも最高です。






食後の散歩もゴージャスです。


















丁度sortie(ソルティ、出口のこと)のところは、まるで街灯に照らされた夜のような雰囲気。不思議な空間。







これまでよりも更にパリ市民たちの発言権の改革などがあったようだ。
これ以外にも、各区毎にもよく会合が開かれる。
どこの区が静かで、どこの区が煩いとかそういうのは無いみたい。
どこの区も煩い(笑
ちょっとした不満も我慢せず、納得がいかなければもうすぐに口論が始まる。
ケベックは、口論が拗れると裁判に発展する場合があるので、非常に注意深いが、フランスはその辺はだいぶ適当みたいで、みんな言いたい放題だ。「うちの前に工事の機材なんかがそのままになってるの、なんとかしてちょうだい」「ゴミの出し方が気に入らん」「騒音が酷過ぎる」などなどもう言い出したらエンドレスだ。
建造物はかなり古く、人々は彼方此方向いて勝手なことを言い放題で、よくもああしてパリの街が纏まっているな、成り立っているなといつも感心してしまうのだ。