パリ9区 A L'Etoile d'Or

ちまちまとした区だけど、レトロな感じが素敵だし、パリのよき時代の雰囲気が彼方此方に残っているし。職人さんのアトリエ街が生粋のパリらしさを醸し出している。オートクチュールプレタポルテもこの街から生まれる。そんなアトリエ街を歩くだけで、世界のファッション最先端がさり気なく見えて来るし、パリの彼方此方へ歩いて行こうと思えば可能なので便利だ。
小さくひっそりと経営しているレストランで、美味しい家庭的なところも随分と見つけた。ケベックの延長みたいに、オニオンスープを注文することも一つの楽しみになった♪
美味しい評判のサンドイッチ屋さんも多い。サンドイッチといえば、パリのサンドイッチの消費量って、ハンバーガーよりもずっと上だそうですね。注文したサンドイッチが不味かったというのは今までに無いし、納得のデーターだと思う。


さて、ここ9区といえば、日本の人にもお馴染みのアカボさんのお店がある。
A L'Etoile d'Or(ア・レトワール・ドール)である。
フランス国内の銘菓を集めたお店だ。

うちの息子はアカボさんが大好き。
今日も用事があって近くまで行ったので、立ち話をして来たそうだ。
何かにアカボさんのフランス語は機関銃のようでと書かれていたが、あれは普通のフランス語のリズムであって、いなせなパリのフランス語だ。
心やさしい人で、いつも元気いっぱい、とても73歳には見えない。

このお店についての感想を、たくさんのフランス人がいろいろなところで嬉々として書いているが、フランス人にとっての心のふるさとみたいなお菓子が並んでいて、彼らにとっては「幼い頃から食べて来た懐かしいおやつの数々」でもあるらしい。



400年前頃から作られて来たお菓子も扱っている。
地方の小さな小さな名も無い工房で作られるお菓子も、アカボさんは仕入れて売っている。
これぞフランス菓子の真髄であろう。





店内撮影OKというのも嬉しい。どこに行っても、店内撮影禁止で、その理由を問うと、禁止だと言ってる本人さえも分っていないみたいなことがよくあるが、アカボさんはどんどん撮って下さいと言ってくれる。
息子が撮影している時にアカボさんは、ずっと一つ一つ説明してくれて、閉店時間をとっくに過ぎているのに、チョコレートのケースを写真が取りやすいように開けてくれたりと、ほんとに親切なのだ。「私がいると邪魔でしょう?」と言っては、「私の手が写ってしまって」とそこまで気を使って下さる。邪魔なんてとんでもない!!!ここのご主人なのですから。
これぞ商人と感じた。
さすが40年以上のキャリアを誇るアカボさんならではである。




お菓子の国フランスと言えども、なかなか国内を巡って美味しいお菓子と出会うのは難儀なことだ。
それが、彼方此方行かずして、アカボさんのお店で出会えるわけだから、フランス人たちにとっても愛されるお店なのがよく分かる。



フランスらしいお土産にもお奨めです。



お店の外から撮影。
アカボさん、チャーミングな笑顔!





お店を後にして、息子はすぐ近くの小さなテアトルへ向かった。





塩キャラメル。写真だけ〜〜?(ヨダレな母)

うう〜はやくケベックに送ってくれ〜〜息子よ〜



お店の所在地:30 rue Fontaine 75009
メトロ最寄駅:Blanche



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また明日、つづく・・・


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