収容センター

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/081203/erp0812030633000-n1.htm
「パリの屋根の下で 〈自由〉のために凍死を選ぶ人たち」というタイトルの外信コラムより。
パリ生活1年半ほどの我が息子曰く、日に日にホームレスや物乞いが増えているそうだ。
地下鉄にも公園にも駅にも街中至るところに溢れ返るような物乞いの数だ。ヴァンセンヌの森での凍死は、パリでも大きなニュースになっている。
ケベックにもホームレスは多いが、大都会のパリでは、その数が圧倒的に違う。ケベックでは、信号のところで停車していると、どこからともなく紙コップや帽子などを手にした物乞いが、並んでいる車のところに「お金をちょうだい」とやって来る。信号が変わって発進する時は、彼らを誤って引いたりしないように注意する。ケベックのような厳冬地のホームレスは、ほとんどが夜になると収容センターへ行くので、却って凍死する例が少ない。私たち家族は、カトリックの修道会に属しているので、そこから収容センターでの救助活動に参加している。
パリでも同様、サントノーレ通りに本部のある修道会に属しているので、パリの収容センターにて、ケベックと同様の活動を続けている。貧しさや世の中に対する不満を論じていても仕方ない。論ずるより行動が先だ。とにかくただ淡々と、困っている人を助けること、これしか無いね。
パリの収容センターで疑問に感じたのが、シャワーが水しか出ないところが多いんですよ。あれは、酷いね。それなのに、風邪予防を彼らに呼び掛けているのに矛盾を感じた。確かにケベックよりはずっと気温は高いが、−2、3℃ほどの半端な寒さの方が却って凍死する可能性が高くなるかも知れない。






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