フランス語変換

辞書いろいろ

白水社

日本語⇔英語の辞書だったら数限りなくあって、なかなか内容も充実したものが多いんだけど、ことフランス語になると、「何だかなぁ」的なものが目立つように思う。
私の場合、家に「生きた辞書」そのものが存在しているので*1、あまりフランス語の辞書は使わないのだが、それでも白水社のものは長年愛用している。
他にもネットでのフランス語変換も数限りなくあるようだ。
http://dir.kotoba.jp/ddcat.cgi?k=fj_jf_dic&fsz=2
でも、フランス人対象のもの多し。
漢字混じりの変換は出来ないものもある。ひらがなとカタカナだったら大丈夫みたいな。
その中でも、日本語対応可能なのがこれ↓かな。
http://translation.infoseek.co.jp/

「彼女は落ち着いた人です。」

でもね、時にはとても直訳的過ぎて、使えないものになってしまうことも。
例えば・・・
「彼女は落ち着いた人です。」
これをそのままフランス語変換すると・・・
「Elle est la personne en bas qui a calmé.」
訳すと「下にいる彼女は、静かにさせた。」
だからこれをフランス人に言えば、文章が終わっていない感じで「え?何を静かにさせたの?」ということになるわけだ。もし、この文章に赤ちゃんという言葉を付けて、「Elle est la personne en bas qui a calmé son bébé.」彼女は赤ちゃんを静かにさせたという意味だったら通じる。しかしである。どうだろう、本当の意味とはどんどん離れて行ってしまう。だいたい「落ち着いた」を「en bas」(下に、下にいる)と翻訳機は訳してしまうわけだし。

他の言葉を使って

だから日本語を入力する時も、私たち日本人同士で使うような内容ではなく、まるで日本語を齧った外国人に話し掛けるように入力すると、結構うまく変換出来る。
「彼女は穏やかです。」 → 「Elle est calme.」
ね?これだったら、フランス語として問題無いのね。
「人」という表現を私たちはよく使うけど、これが訳す時にヘンチクリンに訳されちゃう時があるから要注意。

ググちゃん

私がよく使うのは、ググちゃんの言語ツール
但し残念ながら、日本語⇔フランス語の直通がまだ無いので、どうしても間に他の言葉を仲介役にしないと出来ないんだけどね。
先ずグーグルに入って・・・
http://www.google.co.jp/
その一番右端にある「言語ツール」をクリック。
それで出て来た画面2番目の「テキスト翻訳」を使うといいです。
間に英語が入って面倒だけど、まぁ今んとこは仕方ないっスね。
別に仲介役は英語じゃなくていい。
でも、ここでも、だいぶ不自然な翻訳になっちゃうけど、「まぁ通じるからいいや」程度で構わない人にはいいかもね。試しに自分のブログなんかを英訳させると、すごい笑えるし、逆にどこからか持ってきた英文や仏文を翻訳させてみると、如何に可笑しなことになるかよく分かります。でもね、読んでみて「なるほどね、ま、そんな意味なのか」程度の「これ以上は深追いしません、だいたい分かりましたから」気分だったらいいでしょう。
しかしながら、不自然には変わりないってことです。
実際の会話などには使えない代物も多いので。
ググちゃんが最終的に訳したものが・・・
彼女は落ち着いた人です。→ She is a calm person. → Elle est une personne calme.
この場合、英語が不自然だけどね。フランス語は大丈夫。


「生きた辞書」登場

では、うちの「生きた辞書」に翻訳してもらうと・・・
Elle est une personne sereine.(エ レ ウンヌ ペルソンヌ スレンヌ)
または、Elle est sereine.(エ レ スレンヌ)この場合は「彼女は落ち着いている」
これは、日本語のニュアンス次第ですね。


そうそう、主語が男性の場合は・・・
Il est une personne sereine.(イ レ ウンヌ ペルソンヌ スレンヌ)
最初の単語だけ違うだけで後は同じだけど、次はやっぱり男性形になるのね↓
Il est serein.(イ レ スレン) 

もっと簡単に

・・・なんかね、いつも思うんだけど、世界共通語、それも物凄く簡単な共通語が出来たらいいね。
ちょっと手話的要素も入れて、過去形、未来形なども手や足や表情などを使って表現出来たらいいな。これは私の小さい頃からの夢。

*1:夫です。