息子の視点
Parisに住む息子から送られて来る写真の中には、「？」のものもある。
もちろん読んで意味は解るのだが、どうしてこんなものを撮ったんだろうと不思議に感じる。
たぶんカメラ視線が、息子と私とでは全然違うのだろう。
車は要らない？
Parisでは当たり前のこの縦列駐車。
ケベックではまず見られない光景だ。
自分の車を出す時は、前後の車を少しずつ押しながら出るんだとフランスの知人たちから聞いたけど、それって車がお互い傷まないの？だって、その次々の車にもプレッシャー掛けるわけでしょ？間接的に。
超小型の軽自動車を運転している知人が縦列に垂直に駐車したら、車の横腹を傷付けられたと嘆いていたことがあった。そんなことを耳にすると、益々Parisでの運転は考えてしまう。
まるで歩くように車に乗っている今のこの生活を忘れることが出来るのだろうか？
前回もParisのスーパーマーケットというのをすっかり忘れていつものようにカート一杯に買い物をしながら、「あ、車が無い」ということに気付き、呆然とすること度々であった。せっせとParisの街を車を忘れて歩けば、「お金の無駄遣いが防げる」「きっと痩せる」などと家族は温かく？励ましてくれる。
それは分かるんだけど・・・(-_-)
「食の安全」は大丈夫？
毎週末などに、Parisの彼方此方でマルシェが立つ。
以前日本からParisに行っていた時は何とも思わず買い物していたのだが、ケベックから行ってみると、場所によっては何とも不潔極まりないマルシェが目に付くことがある。珍しい果物や野菜を扱っているマルシェも確かにあるのだが。
衛生上問題無いのかな？と思わせるものもしばしば。鮮度もよく見ると大したこと無いのもあるから要注意だ。魚や肉などの生鮮食品を冷蔵もしないで売っているのを何度も目にした。
道端で売っている焼き栗屋のような怪しげな商人もかなり多い。それは、彼らと喋ってみるとよく分かる。
・・・ってことで、わが家では、特に生鮮食料品の買出しは、スーパーマーケットと決めている。
郵便事情
海外に住んでいると、日本のようなわけには行かないという面は数限りない。
その一つが郵便事情。
Parisのアパートの場合・・・（以下、この場合の小包とは、日本のりんご箱やみかん箱ぐらいの大きさで、重さが１５ｋｇ以上のものに限ります）小包配達の際、ポストに入らない大きさのものは、連絡カードによって知らされるだけで、親切に部屋まで持って来てくれるなんてことはまず無いと思ってよい。ところが、郵便局まで歩いて１５〜２０分、もしくはそれ以上なんていう場合、重い小包が届いたらそれこそ自分で運ばなければならないので、車でもあれば別だが、歩いて運ぶのはかなり悲惨。
だからケベックからフランスの息子に荷物を送る時は、必ず宅配便を利用している。これはとても便利だし、郵便より安全で、そして何と意外なことに郵送料がそんなに違わない。それに、郵送に要する日にちも郵便より断トツ短いし。ケベック・フランス間２日で行くものもある。
ケベックのアパートもフランスと同様システムだ。
また、私の家のように一軒家でも、住宅街の中に集合ポストがある場合、アパートと同じ形式になる。つまり、ポストに入らない荷物には「郵便局まで取りに来て下さい」という連絡カードだけが入って来る。
でも、こんなサービスもあって・・・集合ポストの場合、通常、かなり大きな荷物の入るポストも幾つか付いていて、自分に何か小包が届くと、自分専用のポストを開けると、中にアルファベットや番号（１Ａとか３Ｃとか）の付いた鍵が入っている。それと合うポストを開けると、その中に小包が入っている・・・というサービスもある。でも、それが常時ではなく、そのポストが（何を基準に優先順位が決まるのか未だに分からないんだけど）他の人に占領されちゃうと、やっぱり郵便局まで取りに行かなければならないわけだ。この時に使う鍵は、各ポストに付いている投函用ポストに投げ込んで返却しておけばよい。
私の家の辺りから郵便局まで距離にすると約６ｋｍ。これ、片道ね、片道。だから徒歩というわけにもいかず、当然車で取りに行くわけだが。
この連絡カードというのは、フランスにしてもケベックにしても、日本で言う「不在票」とは違う。もちろん「不在票」自体あるが、それは戸別配達をしてくれる場所に限られる。
書留も、小包などと同じ扱いが殆ど。例えば・・・カナダ人の場合、パスポートは書留で郵送されるんだけど、受け取るためには、身分証明書を何種類か持って郵便局まで行って、そこで初めて交付されるんだけど、その際にも、この連絡カードで知らされるわけだ。だから、その連絡カードには、「小包」「書留」などの項目が幾つかあって、当て嵌まる箇所にチェックされている。
← これが集合ポストの一例。
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