「後絶たぬ駅や車内のマナー違反」 msnニュースより


http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/071212/dst0712120801001-n1.htm


先日、母が藤沢駅にて友人たちと会って、さあて、これからどこへ行きましょうか?と迷って立ち往生している時に、後ろから「邪魔なんだよ、クソババア〜!」と怒鳴られて驚いたという。それも30代のいかにも真面目そうな、服装も髪型もきちんとした立派なサラリーマン風の男だったという。ケベックではまず考えられない展開なので、一年ケベックに住んだ母は開いた口が塞がらなかったようだが、友人たちはどってことない様子で、「あ〜あ〜あんなのには関わらないことよ」で終ってしまったらしい。それにも驚いたそうだ。


ケベックでもモントリオールのような都会では、かなりギスギスした人間が多く、今までに二度ほど怒鳴られたことがあったけど。一度は信号待ちしている時に、横のガソリンスタンドから「俺の車を通せ、この野郎!」みたいなことを怒鳴ったヒスパニック系、二度目はモスク前で、英語でもフランス語でもない訳の分からない言葉で喚いていたアラブ系。ね?こうして数えられるくらいだからまだマシだよね。あ、でもケベックにも、クラクション鳴らされるとすぐに切れちゃうドライバーとか歩行者がいる。アクションは両手を激しく振り上げる程度で、怒鳴るまでは行かないのが通常だけど、ね。
やっぱり世の中みんなイライラしているんだろうか?「この道は私のもの」→「この世は私のもの」みたいな狂った人間が多くなって来たら、本当にこの世は大変なことになるかも。


電車内で化粧する、という場面は、私が日本を出てからの話なので、騒がれるような場面を見たことが無いのだが、あんな揺れる場所でよくそんな化粧が出来るなと感心する。家で化粧する時間が無いのだろうか?それにいちいち化粧道具一式を持ち歩いているんだろうか?「あれ、目にゴミ?」ぐらいだけどね、私が人前で鏡なんか見るのって。仕事中も鏡など見ている閑もなく、ゴッツイ熊みたいなドライバーたちから「オマエ、口紅がはみ出てるぞ」とか「目の下に黒いの付いてるぞ」とか言われて初めて気付く。ああいうことって男性の方が細かいみたいね。でもそう言われてあらためて鏡を見るとビックリするような顔になってて、私ってこんな顔で今日一日お客さんたちの前で喋くっていたのか…とか思うとゾッとするほど恥ずかしくなる。でも、それを繰り返す日々なので、まったく教訓にはなっていない。化粧してるのを忘れて顔をうっかり擦ってしまったり、目が極度に弱くていつも涙目なので、アイラインやマスカラが落ち易い。ウォータープルーフなど私の前では何の力も無いのだよ、がはは。


あ、そうそう、その電車内の化粧ね、私がまだ学生だった頃、山手線に友達と乗っていた時、目の前に座っていた女性が口紅を出して塗り塗りし始めた。当時、出始めの細いタイプの口紅だった。すると電車がガタンと揺れた拍子に、その口紅が彼女の鼻の穴にズボッと入ってしまったのだ。そしてその口紅は残酷なことに、彼女の鼻に入ったまま折れたのだ。根元からポッキリいったみたいで、鼻から口紅が出ているのがはっきり見える。慌てた彼女はハンカチを出して鼻に押し当て、少し泣きそうな笑いそうな顔になって「鼻血なアタシ」を演出しながら次の駅で脱兎の如く降りて行った。その後の友達と私の様子は言うまでも無い。笑い過ぎて息が止まりそうになったのを憶えている。