化粧

私は元来が不器用で、化粧も願わくばあまりしたくない方だ。
家に居る時はいつもノーメークで、家族に不快な思いをさせている。
念入りな化粧は、若い時からどうも苦手で、いつもどーでもいい風に仕上げている。
ファンデーションもリキッドとパウダーで丁寧にすればいいものを、固形ファンデをごくごく薄くササッとだけ。
眉毛が一番難しい。元が薄い眉毛なので、はっきりと描いてしまうと剣劇メイクみたくなっちゃう。
増してや仕事が詰まって来て、朝早くの仕事の時など、部屋の電気も間接照明程度なので、暫く経って運転しながら鏡を見て初めて「なんだこりゃぁ」の顔になってしまっていること度々だ。
今日は空港でお客様をお見送りしてから、ふと手鏡を見たら、見事口元がオバQになっていたよ。
オバQの顔して、どーたらこーたらと喋り捲っていたのか、私は。  ・・・(-_-;)
きっとお客様も笑いを堪えておられたのだと思う。


新オバケのQ太郎 1 (てんとう虫コミックス 61)

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行商兄妹 フレデリックのチョコレート

ご近所さんたちから突如として「フレデリックのチョコレートがすごく美味しいんですよ〜」と口々に言われ、また、わざわざうちまで「フレデリックのチョコレート、まだありますか?」と買いに来る人たちまでいて、何も知らない母親はギョッとした。
フレデリックのチョコレート?
フレデリックとは、私の二男(16歳)である。
そう、以前に書いたことのある、学校の収益金のために生徒たちが学校から商品を渡されて売り歩く、というあの行商である。この「行商」という言葉をかつて思い出させてくれたのがゴロちゃんだ。海外に住んでいると忘れてしまう日本語もあって、ブログ仲間たちとのやり取りの中で「ああ、そんな言葉もあったなぁ」と思い出されることがよくある。
行商というと、何か大きな籠とか風呂敷包みを背負うのを連想するんだけど、皆さんはどうですか?
私がこのことを知ると怒るので、二男はひっそりと行商していたのである。今回の行商品はチョコレート。それも、すごい美味しいらしい。また、この行商は、生徒たちに何がしかのコミッションも入るという。それだったら、行商だけどアルバイトでもあるわけだ。と、単純な母親は、息子の行商を奨励したのであった。
大きな箱に山のように入っていたチョコレートは全て売り切れ、私が気付いた時はすでに大きな箱第二弾!の行商がスタートしたところだった。
丁度夕食を作っている時に、ご近所さんがなんと車でチョコレートを買いに来た。「そんなに美味しいんですか?」と訊くと、「あれ?奥さん、まだ食べてないの?」と言われてしまった。
ふ〜む・・・美味しいと聞いたら、食べないわけにはいかないじゃないか。
ということで、私が買ったのはいきなり5個。母と主人も1個ずつ買った。ちなみに1個3ドル。300円ちょっと。

なるほど、美味しいわけだよ、ベルギーチョコだもん。


また今日も夕食後、張り切って行商に行くというフレデリック
一部始終をジッと見ていた娘イザベルが、行商に付いて行くと言って後に引かない。
急いで夕食を済ませ、いそいそと行商に向かう兄妹。
Bon Courage !!
(頑張って来いよ〜)


そしてParisで頑張っている長男には・・・
Bonne Chance !!
(幸運を祈っているよ!)