新学期

6月下旬からのなが〜い夏休みも今日でおしまい。
イザベル(長女)も明日からいよいよ小学6年生。
フレデリック(二男)は中学5年生(こちらの中学は5年制)。
両人共に最終学年、というわけだ。
楽しいキャンプから帰って来たイザベルは、翌日から早速新学期の準備に追われている。
粗方揃えてあった学用品リストも、最終チェックを長男と一緒に。

中には読解不明の学用品も。
なんでこんな新語をどんどん作るんだろう。
いや、新語じゃなくて、ケベック方言の続きみたいな。
つまり、英語っぽい単語をフランス語にしちゃう方法、よくケベック方言の中にもある表現だ。
こればっかりは、どんなにフランス語が達者でも理解出来ない。
益してや子供になんか当然解る筈も無い。
また、明朝のスクールバスが無いので、各自親が学校まで送って行かなければならない。
送って行けない親だったらどうするんだろう?歩ける距離じゃないし。10km以上学校から離れている家も多い。
それでも学校があるとは・・・理解出来ん。
でもね、昼からスクールバスが登場するの。もっと訳分かんないでしょ?
それだったら朝のバスも出せよ、って思う。



ケベック方言

話が出たついでに・・・*1
ケベック語」って言ってもいいけどね。
ケベックに住んで18年になるんだけど、未だに理解出来ないのがこの「ケベック語」。
それも相手が外国人であろうが、どんどんケベック語で話し掛けて来る人が殆どのこの土地柄って一体何なのだろうか?親しみの表現だと言われているが、私はそうは思わない。単なる田舎者の象徴だと思う。
発音がちょっと変化する、例えば雪ってneige、ネージュって発音するんだけど、ケベック方言になると「ナイジュ」となる・・・この程度の変化だったら、耳に慣れれば何とか理解出来るんだけど、名詞全部が思いっ切り変化しちゃうと、もう解らない。
例えば車をvoitureもしくはautomobileと言うのに、「char」(シャールと発音する)なんていうケベック語があるのね。それもモグモグと何かを食べながら話すような独特なケベック方言の中に、勝手に変化した単語がズラズラと並んでしまったら、もうお手上げ状態ですよ。
フランス人たちからよく「それってどういう意味?」と訊かれたりすることもよくある。フランスでは使われない表現なんだ…と、そこで初めて思い知らされる時も多い。
後は、発音矯正。長男はまだ若いから充分矯正出来るだろうけど、私は時間が掛かりそうだ。でも、フランス語を使う時は、極力気を付けて話すようにしている。エレベーターの中で一人の時とか、車を運転中とかに、よく発音矯正を自分でも行うようにしている。
確かに方言は、世界的に見ても、温かい、親しみの漂う言葉かも知れないけど、先ずは標準語ありき、だよね。

*1:ケベック人全員がケベック方言のみを使っているという内容ではありません。きれいな正しいフランス語を使う人もいます。どうか誤解の無いように。