驚異のヒト

国際結婚したある芸能人がTVで「欧米では夫婦で割り勘というのは常識です」と発言しているのを聞いて驚いてしまった。なんでも生活費全て夫婦で割り勘、銀行に夫婦其々同額入金して、そこからカードで落とすというのだ。じゃあ、奥さんが仕事が出来ない、もしくは持参金(貯金)が無い状況だったらどうなるのだろうか?結婚出来ないってことなのか?それも欧米では・・・という言い方をしているのが気になった。果たしてそうなのだろうか?女性司会者が横でビックリしていたが、あれはやっぱりビックリする人の方が多いのではないか? 
私も国際結婚+欧米在住者だが、この例とは大きく違う。夫の負担が殆ど、私の仕事での収入は、予定外の出費などに当てるために貯金の対象となっている。
日本人と結婚したのは一度だけ、後は欧米人との同棲や結婚の人生を送って来ているが、私にも生活費を負担しろと言って来た欧米人男性は皆無である。一緒に生活するにしても、恋人としてデートするにしても、いつも男性が負担する。自然とそういう流れになっている。私が払わざるを得ないという状況に追い込まれたことは一度も無いし、私が奢ることを彼らは極力嫌う、そんな男性としか出会っていない。私が台所に立って料理するだけで感激していた男性もいる。申し訳なさそうに私を扱う男性もいる。自ら腕をふるって料理する男性もいる。私が料理している間、ずっと私の後ろに立って「何でも命令して下さい」と待機しているパターンが殆どだ。「あの高い所のお皿を取ってくれる?」なんてちょっと頼み事しただけで「はいはい」と意気揚々として手伝ってくれる。台所でこれだもの、金銭的にこちらに負担を掛けさせる男性など今までにいなかった。私の回りも私同様の人が圧倒的に多いので、私だけが特別ということではないだろう。もし「オマエも金を出せ」と言われたら相当ショックだろうし、だいたいそういう人とは恋愛にまで進まないと思う。