恥ずかしい前科者

とても大好きでとても信頼していた人から裏切られた。
裏切られたことはどうでもいい。
あんなに心の汚い人を私は初めて見た。
やっぱり彼は「前科者」以外の何者でもない。
連日の不思議な夢はこういうことだったのか。
母と父があれだけ反対していたのは、こういうことだったのか。
母は今まったく動けず話せず。
父は認知症で私のことさえ憶えていない。
でも母はと父は、全力を使い切って私を守ったのだ。
両親以外にも、殆ど毎日の如く、夢に人々が出て来て私に何か忠告を繰り返していた。
私をこれだけの人々が守っていてくれていることを実感した。
恥ずかしい前科者は間違いなく地獄に堕ちるだろう。


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