親愛なる人

親愛なる身内を失った我々は、しばらく口もきけずに、ただ涙を流す日々でした。

デッキの椅子に横になって、空を見上げて身内に話し掛けていました。

どこに行ってしまったんだろう、彼は。

その人の存在を感じることで、たとえ住む世界が次元が違っても、距離がとても近いような気がします。

娘はずっと私の傍を離れず、一緒に悲しんで泣いていました。
お友達がみんなで励ましてくれて、だいぶ救われたようです。