イル=ド=フランスの別荘

パリから車で50分ほどのところにあるわが家の別荘。

息子も仕事で忙しく、別荘で寛ぐ時間がなかなか作れない。
内装も、買った時のままで、ちょっと放置状態にある。

家具もまだ揃っていない。
全部で9部屋あるので、息子一人には広過ぎて勿体無いくらい。
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この建物は、ルイ16世の時代に建てられた。
当時は、小さなマノワールとして使われていたらしい。
大きな梁が、その時代を物語っている。
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購入時に作らせたウォークインクローゼット。
こればかりが、建物の時代に合っておらず、新しく浮いて見える。
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グルニエ(屋根裏)は、ほぼ当時のまま残っている。
まだ今のところ何も手を加えていない。
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庭には、小さなプールと竈がある。
こんな小さなプールでも、ちゃんと電気式フィルターが付いているので、いつも水がきれいだ。
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庭の半分は、うっそうとした林になっていて、桜桃、菩提樹、ハシバミ、プルーンの木などがある。
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いきなり南仏に別荘というのも、借りるのはいいけど、実際に購入するとなると、かなりの覚悟が必要だ。
国内移動にいちいち飛行機は使いたくないし。
最初は、パリからあまり遠くないところにということで、この地を選んだ。
180度展開で広がる畑の中にポツンポツンと点在する村の一つだ。
夫も私も、すっかりケベックの家に腰を据えてしまっているので、なかなかこの家の手入れまで手が回らない。
夫は、この夏こそこの家に行きたかったらしいが、まだどうなるか分からない。
私たちが、工具などを携えてというわけではない。
そんな体力も技術も持ち合わせていないし。
掃除も手入れも修理も、専門の人を時々頼んでいる。
パリのホテルでメンテナンスをやっているパスカルが、わが家の管理をしてくれている。
彼とは、もうかれこれ30年来のお付き合いである。
庭や家の清掃と手入れは、専門会社からの派遣に頼っている。
いつも決まったお手伝いさんを頼むよりもずっと安上がりだ。
それにつけても、「こうしてほしい、ああしてほしい」という指示を直接職人さんたちに聞いてもらいたいし、なんと言ってもその場に居合わせるというのが一番の希望だ。
ケベックからメールや電話で遠距離操作するのも限度がある。


ああ、身体が二つ欲しい。