デスク業務

ケベックのランドマーク的存在のシャトーフロントナック。
そのss階でのデスク業務が当番制で時々回って来る。
座って前方を見る
ここに座っていると、いろんな人がやって来る。
肝心な日本からのお客さんたちよりも、欧米人たちの方が圧倒的に多い。
今日は、大きな客船が2隻ケベックに入港していたようで、アメリカ人やフランス人でごった返していた。
訊かれる質問も「はあぁ?」みたいなのもあって、デスクまで来ていながら「シャトーフロントナックってどこですか?」と訊いて来られたりすると、なんだか顔を上げるのも嫌になってしまうのであるよ。
座って右側を見る
トイレの案内ぐらいだったら簡単なのだが、結構込み入ったことを訊いて来る人もいて、(若かりし頃の)帝国ホテルのフロント時代を懐かしく思い出したりする。あの頃の業務と比べたら、お茶の子さいさい、何も難しいことは無いんだけど、デスクで使う言葉は英語と日本語だけじゃなく、当然フランス語も加わるので、その点が当時とはちょっと違うかな。




ここに座るといつも思い出すことがある。
今からもう20年以上も前のことだけど、パリにあるニッコー・ド・パリ内に、今の私が所属する会社のデスクがあった。当時、私は夫と一緒にパリを旅行中で、そのデスクに立ち寄った際、あまりの係員オバサンの感じ悪さに驚き呆れたことがあった。信じられないほどの感じの悪い対応で、私だけじゃなく夫共々、今でもふと思い出すと腸の煮え繰り返る思いだ。もうこんなに年数が経っているのに、である。
そして今、私は、丁度あの頃の、その性悪オバサンの年齢になり、しかも同じ会社の同じような立場にあるわけだが、決してあんな不愉快な態度でお客さんに接することのないよう、肝に銘じて働いている。




外歩きの観光もそれなりに発散出来るから楽しいけど、デスクワークはやっぱり身体が楽で、それはそれで嬉しい。それにしても、疲れの度合いが全然違う!帰宅後も元気元気♪ これが一日観光だったりすると、帰宅後しばらくは立ち上がれないほどの疲労だ。歩くなんてことじゃなくて、ずっと喋り通しというのは、信じられないほど体力が消耗するんだね。だから、少しでも体力温存して、風邪を引かないよう気をつけている。



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