悠悠

14時間の断食後、血液検査を受けた。
お茶類もコーヒーも駄目というのがかなりきつかったけど。
定期的に、こうして自分の健康をチェックしておくのって大事だよね。
ホームドクターM先生のいる保健所内クリニックに向かった。
朝8時の予約だったので、子供たちの学校に行くのと重なってバタバタと慌しく出掛けた。




そんな慌しい中、ふと見ると、キッチンのシンク横に飾ったばらの花に朝の光が射していた。

これは、先日にあった義兄のお葬式のばらの花だ。鮮やかなばらの花で飾ってほしいというのが彼の希望だったらしい。なんて素敵な計らいなんだろう。普段はとても地味な義兄だったので、なんか彼の意外な一面を見たような気がする。




検査の後に、先ずはコーヒーを飲みたかったので、熱いコーヒーをポットに入れて、そのままで飲むと胃がやられそうなので、小さなマフィンも一緒に車にのせて出掛けた。
検査はものの10分ほどで終わった。
保健所内でなんと3度も「妊婦」と間違われた。それだけお腹が出ているからだろう。嗚呼。
それにしても、孫がいてもいい歳なので、なんかちょっと変な気分だ。






それから郵便局に行って、真っ直ぐ家に帰る前に、湖の周りを、いつもと違う入り口から回ってみることにした。
快晴の中、朝の散策は空気が冷たかったけど気持ちがよかった。
まだまだ湖は厚い氷に覆われている。
でもね、夫曰く、氷の上を歩くのはそろそろ危険な時期なんだそうで。

特に私は。  (-_-;)だははは






自然に出来た駐車場が湖畔にあって、そこに車を停めて、熱いコーヒーを飲んだ時はもう最高最高♪
雪も氷も解けて、だいぶ歩き易くなって来たが、ちょっと油断すると、まだこんなアイスリンク状態の部分もあるので要注意。カチカチに凍ってる!






この辺りは、丁度わが家の反対側に位置する。
もうちょっとアップで撮ればよかったのう。
米粒みたいのがわが家じゃ。






湖だということを忘れて歩いてしまいそうだ。

湖の周りは、松の種類が多く見られる。

針葉樹林は、森林浴に一番最適だと以前聞いたことがある。

湖の周りには、家を建てたり、木を伐採することが禁じられている区域がある。






カヌーやべダルボートが夏の出番を待っている。






もう少し自分の家に近づいてみる。
写真中央の白いのがわが家だ。

手前は、雪の天然塀(clôture de neige)。
かなりの高さがあるので、伸び上がったり、後ろに下がったりして撮った。

私がこの地に住んで早20年。
ケベックに来てまもなく、今住んでいるこの土地を買った。
誰かに紹介されたものでもなく、自分で探して自分で買った。
まだケベックの右も左も分からない時に、よくこの場所を探し当てたものだと、今思うと不思議な気さえする。
やはりこれも「縁」なのか。


いきなり家を建てずに、土地はそのままにして、お隣の湖に面して建つドイツ人の別荘を借りて暮らしてみた。
私たちが住んでいる時に、ドイツから彼らが遊びに来たこともあった。「グーテン、グーテン・・・」と言い迷っていたら、難なく英語が彼らから飛び出して来て、すごく嬉しかった記憶がある。ドイツ人はほんとに英語が上手い。長男は、ドイツの歴史が幼い頃から大好きで、独学で学んだドイツ語を使って、生まれて初めてドイツ人と話してみて通じたのがかなり嬉しかったようだ。彼らのお祖父様が、ナチス政権に反対してカナダに移民することを予定して建てた家なのだが、乱暴で頭の悪いヒトラーでは、そんなに長くも続かなかった底の浅い政権だったので、ドイツに住み続けて、そこをカナダの別荘として長い間利用していたらしい。天井の高い、chalet(山荘)風な家で、大きな古いタイプの暖炉があった。地下室には、彼らの所有するものが大きな箪笥に仕舞われて置いてあった。そこで2年ほど生活しながら、今の土地に家を建てて引っ越した。


この話についてはこれ以上書くと長くなってしまうので、続きはまた次回に。






まだまだ寒いので、シチューが美味しい。
今夜はサーモンシチュー♪

クリーミーなミルクを使うとやっぱり美味しい。


おやすみなさい☆


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