半端じゃない冬

一昨日の寒さは半端じゃなかった。
スキー場でも、呼吸が苦しくなったり、凍傷の可能性も出て来るので、たいがい−20℃以下になると、ゲレンデが閉鎖される。スピードが加わると、当然ながら体感温度がとんでもないことになるからだ。だから、却ってわが家の皿洗い王子も忙しかったらしい。ダイニングから凍てつくゲレンデを見ながら、暖炉の周りに座って食事したり、ビールを飲んだりする人で賑わったそうだ。皿洗い王子の帰って来たのが午前1時だった。あまり遅い時間は、同僚の皆さんが車で送って下さるのでとても助かっている。有難いことだ。とにかくこの辺りは市営バスが走っていないので、夏は自転車で行き来する道のりも、冬は不便極まりないのである。
ああ、この凄まじい冬をあといくつ乗り越えなければならないんだろうと思いながら20年の月日が過ぎた。この忍耐力ゼロの私がよくぞここまで続いたものだと我ながら驚いてしまう。