「海外生活で、こういうのは嫌われるというのがあったら教えて下さい」というご質問を頂きました。
ケベックでよく言われるんだけど・・・アタシハナンデモシッテイルという態度を嫌うケベック人が多いようです。ま、これは世界共通だとは思うけど、ケベック人たちがよく人の悪口を言う時って、このことが原因になっていることが多いです。「ああ、ああ、あの人は何でも知ってるからねえ」って怒り口調でよく言っているのを耳にします。それで怒り出すと、もうケベック人たちは何もその人には教えないようになるから、いろんな意味でとても損することにはなるだろうね、自称ナンデモシッテイル人は。
またどういうわけか、ケベック人たちはフランス人たちをこういう風に評価します。つまりフランス人たちは何でも知っている、ああ、スゴイスゴイみたいなことをよく言います。私は決してそうは思わないけど。フランス人の友人たちを見ても、そんな高慢なのはいないので。兎角こうしてケベック人とフランス人は仲が悪いです。こういう話題になると、私は日本人なので、高みの見物を決め込みます。さて、ケベック人×フランス人の話は別として・・・
私の仕事上、アタシハナンデモシッテイル的に説明を聞かれるのはちょっとツライ時があるのは確か。そういうのに限って、自分の知らないことを耳にすると今度は懐疑的になるし。とっても扱い難いです。「何でもご存知だったらご自分でどうぞ」という気持ちにもなります。ガイド要らないし。通訳も要らないし。なんかね、挑戦的っていうか好戦的っていうか、そういう会話とか人間関係が私は一番苦手。この感情は、私もケベック人と同様みたい。
