ノエルのノート 12

キャンドル・ホルダー カージュ(cage)

以前、デンマークのパーティー場面みたいのをTVで観た時、火の灯されたキャンドルが直に床に彼方此方置いてあるのを見て、神経質な私はザワザワしてしまった。
「蹴飛ばしちまったらどうすんのよ」「子供とかいたらどうすんのさ」「あの長いパーティードレスの裾に燃え移ったらどうなるんだろう」と、どうなるもんでもないのに、一人TVの前で、頻りに心配していた野次な私(p`0´q)
家の彼方此方にキャンドルがあったら素適だと思う。
まだ若い頃、フランスの田舎の別荘に泊まった時、夜は8時過ぎぐらいから電気を消して、全部キャンドルに切り替える生活を初めて知り、そんなロマンチックが大好きだった。食卓も寝室も浴室も全部キャンドルの灯りだけ。


  
これだったら多少蹴飛ばしても大丈夫みたい。




カージュの形いろいろ

こういうカージュ(cage)の形から連想するのが、映画『シベールの日曜日』に出て来た大きなカージュ。


あとはこれ↓↓↓
 「l'Amour en cage」


直訳すると「籠の中の愛」?なんかヘン。「籠の中に閉じ込めた私の大事な大事なもの」*1というニュアンスが強いんだと、フランス人のGから聞いた。このブログのタイトルにも一時ちょいワケアリで使っていたことがあった。もちろん猟奇的な愛という意味で使う時もあるけどね。
ケベックでは、よくデザートに使われるし、スーパーマーケットでも普通に売られている。「大地のトマト」みたいな名称がよく付けられている。日本では、「食用ほおずき」が一番分かり易い表現かな?観賞用のほおずきとは違うけど、昔から日本には「ほおずき」という名称がある。他にも「オレンジチェリー」とか「フルーツほおずき」とか?なんと「恋どろぼう」という商品名を付けて販売している地域もあるそうです。フランス語に負けない素適な表現ですね
 オレ、ドロボー

*1:訳し方をフランスから何度も何度も確認されました(釻釻;)