ごみごみ散歩

ケベックは、こんなに森林に恵まれているのに、なかなか素敵な散歩コースというものが無い。
これは、こちらに長年住んでの謎である。
大概がサイクリング専用道路だ。そこを歩くのは禁じられているのが殆ど。セントローレンス川沿いの遊歩道にも、地面に「ここはサイクリング専用。歩行禁止」と書かれた部分が多く、うっかりそこを歩いていると叱られる。
ただの地面に書かれた線ぐらいしかないので、うっかりということも重々有り得るわけだ。
あれ?素敵なコースがある、と思って近付いてみると「個人所有地」と書かれた看板が立っていること度々。
もしくは有料・・・トホホなんである。
公園などは、どうして?というくらい、木々を切り倒してしまう。
木陰さえろくに無いような、味気無い公園も多い。
か、もしくは、鬱蒼と陰気に古木が覆い被さって、蚊が飛び交い、怪しげな変態っぽいのがウロウロするような、そんなところか。両極端なのである。
家を建てる時に、木をすっかり切ってしまう人もよく見掛ける。それでいながら、その禿山みたくなった土地に苗木なんかを1、2本植えたりして、バカじゃないかと思う。
散歩も、ごみごみした道路沿いを歩いている人が多い。排気ガスを思いっ切り吸っての散歩だ。それもカナダで。
どうかしてる。
★『Kippis! from Finland』を拝読して、ケベックの散歩事情と比べてみました。
Kippisさん、フィンランド・ライフを謳歌して下さいね♪