変貌

プチシャンプランにて、昔の仕事仲間が、四つん這いになって、石畳の補修作業をやっているのを見掛けた。
すっかり日に焼けて、あまりの変わり果てた姿に、最初見間違いかな?と思ったほどだ。
彼も私を見ていた。話し掛けようと思ったが、「ほらっ!ボヤボヤするなよっ!」と仲間たちから怒鳴られている姿に、ただ黙って通り過ぎるだけだった。
昔の仕事仲間たちが、長い間姿を見ないなと思っている矢先に、変わり果てた姿で再会することがよくある。それも以前より立派になっていればいいが、物哀しい変貌だったりすると見るのがつらい。
今日の彼の姿は、映画のワンシーンのように、頭から離れない。