ノンノン人形*1

30日ブログの続き…
どういう時に特に「イヤ」と言ったかというとね、
欧米の習慣で、パーティーの時にテーブルの席順が、男女交互になっていて、
それも相方と遠く離れるように設定してあるのね、わざと。それが私は無性にイヤなの、嫌いなの。
実は今でもそうなのだ。
少しは離れた方が新鮮味があるのよ、ってよく回りから宥められたり、窘められたりするんだけど、どうしてもこの習慣が好きになれないのだ。これを言うといつもみんなが笑い転げるんだけど、私は元来、内気で人見知りするとても内向的な性格なのだ。幼い頃からそうである。そして好きな人とはいつも一緒に居たいタイプなのだよ、実は。パーティーの時に知らない人と喋るのが本当に苦手なのだ。増してやブオッホッ!ブオッホッ!なんて咳込むジジイとか、歯が汚くてヤニ臭い人とか、すんげえ〜早口フランス語の人とかなんかが隣に来た日にゃ〜もう最悪なのである。だから基本的にはパーティー嫌いなんです。相方と遠く離れて座るなんて、私には拷問以外の何ものでもない。
若い頃、パーティーの度にGさんの手や服なんかをギュッと握ったまま離さないので、小さな女の子みたいだとよく回りから冷かされた。B兄弟は私のこういう面を重々承知していたので、パーティー主催者に理由を話していつも隣同士に座らせてもらった。先日この話をGさんが思い出して今はどうなのか?と訊いて来たが、今も同じだと答えると笑っていた。ベタベタするわけでもないのに、突然離れようとするとサッとしがみついて来るのが面白かったと笑っていた。
小さい頃は母の傍をいつも離れなかった。家の中でもいつも母の近くに居た。それが一番の安心だった。だからまず迷子になる心配はなかったとよくは母は言っていた。あれ?と思うといつも母の服を掴んで傍に居たそうである。
あの心理は、何ていうのかな・・・甘えるとかじゃなくて、「恐い」という気持ちから起こす行動のようだ。極度に恐がり屋なのは確か。全く妙な「三つ子の魂百まで」である。