アイスティー

私がケベックに始めて来た頃は、喫茶店で「アイスティー」と注文しても「はあ?」とか「どうやって作るのですか?」なんて訊き返されて驚いたものだが、今やこうして家でもアイスティーを楽しめるようになって来た。とはいえ、今でも外ではアイスティーと注文しても置いていない所がまだまだ多い。置いてあったとしても、何だかいつのものか分からないような超不味いものが出てくる可能性大である。
アイスコーヒーの普及率となるともっと低い。アイスコーヒーの飲める店?今急に頭にも浮かばない。ケベック人は元々商売下手なので、どんどん新しいものを取り入れるというのが大の苦手。田舎に行けばその傾向は更に強くなる。日本では自販機でアイスティーでもアイスコーヒーでも何種類のお茶でも簡単に手に入る。成田に降り立って最初にうちの子供たちが釘付けになったのが自販機であった。


夏休みの間、子供たちに炭酸飲料よりもアイスティーを飲んでほしいので、こんな大きな粉末状のアイスティーの缶を買ってきて連日作っている。4㍑入りのポットに水と一緒に入れて溶かし込み、冷蔵庫に入れておくだけ。これを
2ポット作っておいてもあっという間に無くなる。味はほんのり甘いレモンティーといった感じだ。
家族が多いと、こうして何でも㌔単位の買い物になってしまう。