ロザリオ

ケベック州民のほぼ大半はカトリック
今はだいぶ少なくなっているが、昔は学校や病院をカトリック修道会が経営していた時代があった。
日本にもありますよね、カトリック系のミッションスクールが。
ケベックでももちろん私立はあるが、殆どの学校が州の管轄になっている。
昔の教会は、今でいう市役所の役割も果たしていた。だから昔の戸籍などを調べる時は教会を訪ねるといい。


ロザリオは、カトリックの数珠みたいなもの。よくお土産に買われる日本の方が多いようだが、
どうやって使うのか?と訊かれることが多い。
「天にまします」を1回、その次に「めでたし」を10回、そしてまた・・・なんて説明したところで、殆どの日本の方にとっては「はあ??」だと思うので、お守りとしての使い方をいつも説明申し上げている。
ケベックでよく見られるのが車のバックミラーのところに巻き付けるスタイル。
日本でも同じ場所に「交通安全」のお守りをよく付けるでしょ?

私のロザリオはローズクオーツ、もう一つは彫刻家に胡桃の木で作ってもらったもの。
こんな風にバックミラーに付けている。
他にも、ラピスラズリヘマタイト、ヒスイ、薔薇の木(これは薔薇の香りが仄かにしてステキ!)などを使ったロザリオがある。
教会で売っているロザリオをそのまま首飾りにするのはちょっとヘン。それ用には出来ていないので、十字架の部分が取れちゃったするかも。形もアクセサリーにするには割とイビツに出来ているので無理がある。
修道者たちは、腰のベルトに付けたり、ポケットに入れたりして所持するようだが、折角買ったんだもの、見えるように使いたい、という方は、見えるお守りとして使うとよい。
バッグに付けるのもいいかも。でも混雑した電車の中で ばらばら〜〜なんて、かなり悲惨。