17年目の冬

昨日の検査

どういうわけか昨日の脳の検査でものすごく疲れてしまった。
よく日本の人たちが言うには「音がうるさい」程度だけど、私は音よりも、あのジジジともビビビともつかない電磁波?が身体中各所に響くのがすごく不快だった。
あんなに強い電磁波を流しても大丈夫なのだろうか?
私の前に検査を受けた女性も私に同様の事を言っていた。
日本語では正確には電磁波とは言わないのかも。
このブログをお医者さんも読んで下さっているそうですが、もし間違っている表現でもどうか笑わないで下さいまし!(なんだか恥ずかしいなァ・・・)
一晩寝た今朝もなんだか疲れて仕方がない。
この検査の結果次第で、今年の私の生活プランが決まる。

たとえ極寒でも

今日は日中でも-20℃〜-23℃という極寒の一日だった。
ケベックは北緯47度に位置している。
カナダで生活するには、多大なエネルギーが要求される。
寒いから、遠いから、と言っていたら暮らしてはいけない。
車の運転は絶対不可欠!何千キロの距離でもOKという携帯も必需品。
道路標識等がすべてフランス語に変わってしまうので、英語だけでは心細い。
最初ケベックに来た時は、こんな所で生活出来るんだろうかと不安に思ったが、今こうして暮らしている自分がいる。
今年でケベック在住歴17年目になる。

地球規模の暮らし方

ケベック人の中には、主に定年退職者たちが11月〜翌年4月頃まで暖かい土地へ移動することもある。
ケベック人たちの避寒先というと、米国はフロリダ、ハワイ、カリフォルニア、他にフランス領のタヒチドミニカ共和国をはじめとした中南米、それにメキシコといったところか。
最近、南米のベネズエラ、コロンビアなどに行く人もいる。
退職金で巨大なキャンピングカーやヨットを買って、それを住居とし、カナダ横断や、アメリカ大陸縦断をする人もいる。
友人の両親はヨットで東部海岸を北へ、南へと移動して暮らしている。
まるで渡り鳥みたいで、話を聞くだけで愉快な気分になって来る。
友人は彫刻家だが、両親は画家なので、絵を描きながら移動する生活はほんとに彼らに合っているようで幸せそうだ。
地球の大きさに合わせた彼らの雄大な生き方に私は感動している。
そういえば大西洋にポツンと浮かぶ小さな島がある。
サン・ピエール・エ・ミクロン島といって、フランス領であるが、ここに遊びに行く人もいる。
大西洋は太平洋よりもちまちまとしているので、移動するのには結構便利な距離だ。
カナダ人や米国人には、自分のルーツ探しにヨーロッパへ旅する人も多い。
うちの子供たちもいずれ行くであろう。フランス、アイルランド、イタリアへ。
偶然に自分の親族に会ったりと、感動の対面もたまにあるらしい。
市役所や村役場、教会などを巡りながらの旅である。