暖かいケベック

昨日から霙が降り積もり、雪がとても重くなっている。これではまるで春の雪ではないか。
このまま春になってしまうというのか?信じられない。
カナダに来て、こんな冬は初めてだ。気温も日中はプラスになっているし。
ところが日本は寒いとか?ブログ仲間たちもスッテンコロリンしている様子だが、滑り止めに園芸用の土を撒いてみてはどうだろうか?
ケベックでは大きな結晶の塩も撒くが、日本の場合そこまでしなくてもいいかも。
日本の漬物用塩よりも遥かに大きな塩がケベックでは撒かれる。
もちろん精製もされていないから、食べられる塩ではない。これを湿らせたものを撒く。
カラカラの乾いた状態では、氷の上に張り付かずに滑って流れてしまうそうだ。
以前、札幌市の職員の方々がケベック市に視察来訪した際に通訳したので、あれは自分にとっても勉強になった。
でも塩は強いから、革靴などは傷んでしまう。防ぐためには革の表面にたっぷりのクリームを塗っておかなければならない。
ケベックを走る怪物のような除雪車は、雪を掻きながら塩と土を同時に撒いていく。
だから車で擦れ違う時は要注意!
ある程度距離を持たないと自分の車体に塩などをバシャバシャと派手にかけられてしまう。
除雪車の前に付いている巨大なシャベルにも引っ掛けられる危険性も高い。
前方も殆ど見えないような猛吹雪の時に、この除雪車と擦れ違うのは、息が止まるほど怖い。