ビックリ仰天の大嘘情報

はあぁぁ???

はてな検索で〔ケベック〕と検索したら、以下の文があってビックリ仰天!
『フランス植民地を前身とするため、現在でもフランスでは通じないケベック・フレンチを公用語とする』
はあぁ?フランスでは通じないってどういう意味ですかぁ?
逆にこっちから訊きたいんだけど、『フランスで通じないフランス語』ってなあに?
ケベック・フレンチとはどう意味か解ってこの文が書かれたのだろうか?
よく、フランスもフランス語も知らずに、自分だけの判断、聞き間違い、通訳間違いなどで、誤った情報が拡がってしまうのは事実。


ケベックで使われているフランス語は標準フランス語だ。
ケベック・フレンチとは、年配の人とか、あまり学歴のない人とか、田舎の人とかがよく使う言葉であって、通常の会話に『フランスで通じないフランス語』などは殆ど無い。


日本に住んでいるフランス人たちが、よくケベックのフランス語の悪口を言っているのを耳にしたことがある。
これはフランス人たちが自分たちの身を守るための発言でもある。身を守るっていうか、日本で彼らは仕事が欲しいからね。浅ましいものだ。
また歴史的なケベック人とフランス人の仲の悪さの象徴でもある。
だからと言ってケベック人全員がケベック・フレンチを使っていると思ったら大間違い!!!
はてなでははっきり【公用語】と書かれている、
すなわちこれはケベック人全員との意味にも取られるであろう。


アクセントが微妙に違う言葉はあっても、フランスで通じないというのはあり得ない。
フランスに移民した「元々はアフリカ人」という人種が、よくケベックのフランス語を非難するとケベックでは言われている。
コンプレックスなのであろう、困ったものだ。


皮肉な事にケベックの学校では、現在のフランスではたくさんの移民が入って来ているために、段々と本来のフランス語が崩れ始めていると教えているのだ。
ケベックで通じないフランス語」を使うフランス人も増えているのだ。


確かに汚いフランス語を使う人がケベックには多い。
こんな誤った情報を振り撒く人はきっと運悪く、そんな人ばかりと出遭ってしまったのだろう。
でもきちんと教養のある人は、綺麗な標準のフランス語を使う。
また現地に住む日本人にも、わざと方言たっぷりのフランス語を使って(「わざと」というよりもそんな下卑たフランス語しか実際話せないというケースがある)得意になっている人もたまに見掛けるが、こういう人が「ケベックのフランス語ってこんなもんですよ」なんて知ったようなことを取材陣に発言してしまったりするので、日本に間違った情報が流れてしまうのである。


日本で「散々」荒稼ぎしているフランス人たちが、母国に帰ってマスメディアで「散々」日本の悪口を言っているというのを日本の皆さんはご存知か?
フランスに住む多数の友人たちから聞いているし、私もテレビなどで実際見聞きしたことがある。
その中でもF・M女史は一番ひどい。
フランス人でさえも立腹する内容らしいから。


今日の内容をケベック人たちに話したら、いやみんな怒るわ、怒るわ!
それだったらなぜケベック人とフランス人がお互い行ったり来たりして
仕事したり、住んだり出来るのか?と、皆さん異口同音である。
日本でいうと丁度、関東と関西の言葉の違い程度の話である。
東京と大阪の行き来に通訳や会話集が必要なのだろうか?