両親と日本への思い

今日は早朝送りのみ。
空港で友達と一緒になり、お茶でもと誘われたが、洗濯の山が私を待っているので悪いけどお断りしてさっさと家路についた。
こんな具合でなかなか友達らとも自由に遊び歩けない。
本当は友達とあの奇跡のアンナ像のある教会に行きたかったのだが。
いつも洗濯は半日以上掛かってしまう。
こういう時には好きな音楽を聴いてやると結構捗る。
乾燥機から出てくる洗濯物を畳んでいるとウツラウツラと目がくっつきそうになる。
今年は会社の計らいで、週休2日制にして貰ったのでとても身体が楽になった。
連休ではないけど、この忙しいスケジュールの中でよくぞこれだけ調整して頂いたものだ。
会社には心から感謝している。
とにかく昨秋に身体半分が麻痺してしまった恐ろしいトラウマがあるので健康管理には注意している。


今月20日に両親がケベックに来る。
嬉しくてお客さんにまで話してしまう。
「親御さんも娘さんをこんなに遠くにお嫁にやってさぞや心配していらっしゃるでしょうね」と優しい言葉を掛けて下さる方も多い。
ご自分のお子さんがもし私と同じ立場だったらと想像されるに違いない。
両親と同年代のお客さんのお世話をさせて頂いていると、彼らの肩の辺りやふっと触れた腕の感触で自分の両親を思い出してその場で涙ぐむ時もある。
父の後姿とそっくりのおじさんなんかとっても辛くなってしまう事度々である。
一度私の実家近くから参加されたお客さんがいて、お見送りの時「一緒に帰りましょう」と云われ、
私は泣き出してしまったことがあった。
お客さんたちはびっくりして、私の背中をさすってくれたり、涙をふいてくれたり、その優しい言葉を掛けて下さった女性のご主人が奥様に「余計な事言って!かわいそうに泣いちゃったじゃあないか!」と叱ってみんなで泣き笑いになった。