セーヌ川での船生活。
かなり前から興味があって、不動産屋さんを通して2隻ほど見せてもらったことがある。
セーヌ川の中心部は商業ベースが殆どで、バトームーシュなどの観光船が引っ切り無しに行ったり来たりしていて落ち着かない。
「アタシを見て!見て!」みたいな、目立つのが大好きな人には問題ないけどね(笑。
また、長期間停泊させるには、サンマルタン運河の方がぐんと安くなる。
きちんとメンテナンスされている船でも、家やアパルトマンと比べれば値段的には大したことはない。
後々、大きな改築の必要な船も売られるているのがよくあるから要注意。
電気や水道、下水処理、セキュリティなどの管理費と、停泊費を月々払えばいいだけである。
運河の端から端までぎっしりと並ぶ船たち。
セーヌ川中心地では、車を船に横付け出来るところも多いが、サンマルタン運河でそれが出来るのはほんの僅か。
パリ市内といっても、外れの方にある駐車場は高くないので、船も車も両方管理するのも可能。
背景には、オペラ・バスティーユが広がる。
こうしてちょっと高いところから船を見るのは実に楽しい。
時には帆船があったりする。
とにかく様々なデザインの船が見られるのが嬉しい。
特にガーデニングなどに拘った船を見るのが大好き♪
北米での船生活は、セントローレンスのような大河や五大湖、そして大西洋沿岸とか、スケールがあまりにも大き過ぎるので、ヨーロッパのちまちまとした絵画的な風景の中で暮らす方が私には合っている。
ヨットハーバーの管理などは、
このまま運河に沿って北上し、パリ19区からパリ郊外に抜けて行く辺りから、値段はもっともっと手頃になって来る。
パリの西郊外には、かなり大きな、まるで3階建ての大邸宅みたいな大型クルーザーなども見られる。
元々がゴージャスな大型クルーザーなわけなので、値段も半端ない。
他には貨物船などの停泊所が目立つ。
嘗ては、サンルイ島とシテ島周辺に造船所が並び、そこからセーヌ川を通って大西洋に出て、
そして、そこからケベックに次々とやって来た人々もいた。
パリ周辺のフランス人たちは、そうやってケベックにやって来たわけで、娘の先祖も造船業を営んでいた、そのうちの一人である。
彼らの通ったルートを、家族で船を操縦しながら辿ることが、いつの日か叶えてみたい夢の一つです。