聖バレンタインという人物

確かに歴史上存在した司祭のようだけど、バチカンでは聖人として認めてない?とか読んだりして、ちょっとガッカリ。
愛の使いみたいな人だったらしいから、戒律の厳しいカトリックでは避けたいというところなのか。
愛に理解のある、本当にこんな素晴らしい司祭が存在したのだったら、そんな有耶無耶に扱ってしまったら、バレンタインさんも浮かばれないだろう。
「浮かばれない」なんて、西暦100〜200年代の人に使うのもおかしいか。


ところで、バレンタインデーに関しての思い出というと、昔こんなことがあった。
27、8歳頃だったと思う。あ、丁度、今のわが長男ぐらいの歳だった頃ですね。
洋菓子会社のモロゾフが実施したキャンペーンで、
「心に想っている人へのメッセージを書いて応募して下さい。抽選で(確か20名ぐらいだったような…)、あなたの愛のメッセージを、あなたの愛する人へ、聖バレンタインの生誕地から送らせて頂きます」
というのがあって、それに応募したら運良く当選。
その後の方法をすっかり忘れてしまったのだが、とにかく私の直筆メッセージ(コピーとかじゃなくてね)がそのまま、イタリアはテルニより、当時の想いの人へ、つまり今の夫であるクロードに送られたわけです。
今こうして思い出してみると、モロゾフもなかなか心憎いことをやってくれたよね。
きっと誰か代行した人がテルニのポストから投函してくれたんだろうけど、その後に夫から見せてもらうと、切手も消印も間違いなく、イタリアの、そしてテルニからのものでした。
夫は、すっかり私がイタリアに行ったんだと思い込んでいたそうです。
でも、結婚なんか絶対に不可能という状況にあった夫と結ばれたのだから、そのテルニから発せられた効果というのは、相当多大なものだったんだろうと、今になってしみじみ思います。
そのテルニに、聖ヴァレンティーノのというカトリック教会があるそうですが、そのモロゾフの時は、テルニから手紙が届いたというだけに興奮して終わったように思う。
その教会についても別に何も調べなかったように思います。
で、今頃になって検索したわけですが、あまり資料が無いみたい。
やっぱりバチカンの影響か?
でも、聖ヴァレンティーノが、テルニ市の守護聖人にもなってるみたいだし。
もしかしたら、知る人ぞ知る、恋愛成就のメッカだったりしてね。
その例の手紙は、茅ヶ崎の私の実家に仕舞い込んであります。


この御絵は、聖堂内にあるそうですが、ご利益があるかも知れませんね。


イタリア語だけど、こんなHPを見つけました♪
ttp://www.sanvalentinoterni.com/