ノエルのノート 16 【カウントダウンの靴下】

クリスマスまでのカウントダウンみたいなのってよくあるけど、私も子供たちが小さい頃は一緒になって楽しんでいたが、今ではそれほどの情熱も無く。クリスマスや正月の度に、月日の流れの速さに愕然としたり、「今年はいよいよ××歳になってしまうのか…」と溜息ついてみたり、とっても後ろ向きなのである。大人になっても、無邪気にクリスマスや正月を楽しめる人が羨ましい。


よくクリスマスカレンダーってあるでしょ?
私が幼稚園児の頃は、小さな窓(もちろん画用紙の上での話)を開けると、可愛い天使がキャンドルを持って微笑んでいるのが描いてあって、その絵をクレヨンでぬったりした記憶がある。天使の頭の輪や胸元に数字が書いてあって、「15」や「16」の頃は、冬休みがすぐそこまで来ていて浮き立った気分であった。「23」とか「24」、それにクライマックスな部分などは、「おうちでつづきをぬりましょう」なんて言われて持ち帰り、ちゃんと真面目にクリスマス当日の馬小屋のキリスト生誕のぬりえまで仕上げたことは無かったように思う。それどころか、天使や聖母マリアに黒々とヒゲを描いたり、赤ん坊のキリストの頭にロンゲのかつらを被せたり、ヨゼフや周りの羊や馬、お祝いに駆け付けた天体学者たちにいきなりメガネを描いたりと、まあ、ろくでもない子供だったのである。そしていつの間に、その聖なるカレンダーはどこかに行ってしまうのがいつものことだった。


子供たちが小さい頃によくこんな風にしてクリスマスを待ったものだ。

一つ一つの靴下の中には、小さなお菓子や文房具、アクセサリーなどを一つだけ入れて。時には25セントなどのゲンナマ?を入れてみたり。子供の小さくなった靴下を使って。アンヨアンヨしていた頃の靴下とか使うと可愛いですぜ、ふふ♪