聖堂にて

今日は快晴

聖堂の中は、いつも同じ静けさ

あまりの静けさに、自分の心の声が聞こえて来る不思議

例えどこに住んでも、いつの日か必ずここに戻って来るのだろうか

大きな河の流れるこの場所に




懐に抱かれるようなこの瞬間を私は忘れない、一生

祈りを教えてくれた母に感謝する

薔薇の木を使ったロザリオを買った
薔薇の香りがするロザリオ
祝福してもらうために




同一人物なのに、微妙に顔つきが違う聖アンナ(聖母マリアの母)

知っている人になんとなく似てるような

祈りに来ているのに、いつもこんなことばかり考えて歩いている

神父様からロザリオを祝福してもらった
いつもそうだけど、祝福の瞬間、なにかがふわっと動く
ピラトの神殿に纏わる話を聞いた




私の一番好きなモザイク

聖母マリアの幼き日々

地元の人々が作り上げたモザイク

この下には聖水の入ったタンクがあって、ルルドと同じように小さく浴びることが出来る




不自由な手で彫った信仰

子孫たちが跡を継ぐ

西日の中の銅色

厳しい冬を前に、木の板で覆われている


以上、ケベック州大巡礼地の一つであるセンタンヌ・ド・ボープレ聖堂より。
願掛け教会としても有名。
私も、麻生太郎さん同様、乳児洗礼のカトリックです。
そのため、世界中どこに行っても、心の拠所があるのは幸せです。
パリでは、サントノーレ通りとシテ島に拠所があります。
日本の拠所は、両親が結婚式を挙げ、私が赤ん坊の時に洗礼を受け、夫と出会った福島の松木町。
見知らぬ街でも、勝手はどこも同じ。目に見えない強い繋がりがあります。