苦行みたいなサイクリング

こちらの自転車ってどうしてあんなに乗り難いのか?
何が乗り難いって、お尻が痛くて長時間乗っていられないんですよ。
サドルの幅がとにかく狭い。
最初は私のお尻がそんなに大きいのかと思ってだいぶ悩んだが、私よりも遥かに大きなお尻の人はこちらには多いんだけどね。
最近、娘も娘の友達らもみんなお尻の痛さに悲鳴を上げているのを知って、私だけの悩みじゃないことを知って幾分ホッとした。サイクリング好きな夫の兄弟たちに訊いても誰も痛いなどと言わないので、私のお尻の形が通常と違うのか?いや、人種によって尾骶骨の形が違うのか?などといろいろ考え巡らして来たこの長年の謎。娘曰く、大人たちは痛いと言わないとのこと。じゃぁ、私のお尻は子供並みなのか?まさかそんなはずはない、この大きさで。
とにかくサイクリングはまさに苦行のような感じで、自転車から降りる瞬間、まるでお尻を強打されたような苦しみに襲われる。
それにしても、日本の自転車って最高ですよね。
大きな籠が付いているし、サドルはふかふか、ライトも当たり前のように付いているし、ハンドルの形も人間工学を考えたような感じで、腕や手首が痛くなるなんてこと無いもんね。そう、こちらの自転車は、まるでその人間工学を無視したような作りなわけなんですよ。病院や空港、ホテルなどのロビーなどにある椅子なんかも座り難いものが多いように感じる。
日本から引っ越して来る時に、自転車を数台運べばよかったと今になって後悔しています。