卒業シーズン

これからケベックは卒業シーズン。
今年の6月に、我が家では、次男フレデリックがセジェップ(日本の中学校と高校を合わせたような教育システム)、長女イザベルが小学校を卒業する。卒業写真も、フレデリックはもうだいぶ前に撮り終えたが、イザベルは先日撮ったと思ったらすぐにサンプルが出来上がって来た。

こんなちっちゃなサンプル見ただけでも、「ついこの間まで赤ちゃんだったのに…」と、感涙の母である。2バージョンの写真は、一方でも両方でも選べる。

写真オーダーも様々なコンビネーションがあるし、カレンダーも作れる。
ちょっと母は迷うのだ。


フレデリックは卒業パーティー実行委員だ。どんな種類のダンスパーティーにしようかと、フォーマルかチャチャかとか何とかどうでもいいことを思案中だ。ベンツなど高級車やクラシックカーをレンタルして、颯爽とパーティー会場に乗り付けるというのがトレンディーだ。その時こそが、同級生じゃなくても、恋人を公開するチャンスでもある。また、女の子の場合、エスコートがいた方がスマートだ。ボーイフレンドのいる子はいいけど、いない場合は、自分の兄弟や従兄弟、またそれらの友達とかに頼むそうだ。「なるべくカッコイイ人を厳選しなきゃならないのよ」と、フレデリックの女子同級生たちは、各人其々にそれなりの苦労があるらしい。同級生同士のカップルの場合は、「毎度お馴染みの」パターンになっちゃうけど、ま、それでも馬子にも衣装の、バリバリフォーマルドレスで登場するので、なかなか迫力はある。出来れば赤絨毯を敷いてしまいたい気分にもなるらしい。フレデリックは、もちろんタキシード。カラーやデザインも各種あるんだけど、黒のスタンダードにしろと言っといた。だってあれが一番カッコイイよね?変にシルバーとかストライプにすると、サーカスとか手品師になっちゃうもんね。私が仕事で使うケベック市内の一流ホテルが、このシーズンになると、卒業パーティーの舞台となって賑々しくなって来る。そんな場面に出くわして一番喜ぶのがうちのお客さんたちだ。「ああ、こういうシーン、よく映画で見ますよね〜『キャリー』とかぁ」   キャ、キャリー・・・確かに・・・でもお客さん、ちょっと怖いッスよ、それって。

ああいう卒業パーティーを英語ではプロム(Prom)、ケベックではバル・デ・フィニサン(bal des finissants)と表現します。詳しい説明はこちらから → 
なかなか詳しく書いてあって面白い。


他にもケベックのどこかの卒業パーティーの様子も見られます↓
http://hebdosblogue.canoe.ca/lavoixdudimanche/2007/06/28/



リムジン会社の卒業パーティー用宣伝↓
http://www.montreallimousine.ca/limo/Limousine-Bal-de-finissants-Montreal.html
赤絨毯サービスもあるね♪