観光中に、2人のお客さんが行方不明になった。
通常、一番前を現地係員、一番後ろを添乗員さんが付いて歩くので、行方不明になること自体不思議なのだが。
40人近くもいれば尚更添乗員さんは一番後ろを守るべきだろう。
それがどういうわけか、お客さんとヒョコヒョコ前の方に出て来て歩いているのだ。
途中でお客さんは無事見付かったのだが、その後もその添乗員さんは相変わらず後ろを守っておられなかった。
どうしてなのかな?基本的なことだと思うのだが。


3日ほど前から熱がある。
そんなに高い熱ではないのだが、もう身体が悲鳴を上げている状態だ。
今日のツアー終了後は夫に迎えに来て貰った。
車に乗った途端、シートを倒して家に着くまで身体を横にしたままでいた。
解熱剤を飲みながら何とかこれまでのツアーは乗り切った。
現在ケベックの街は来年の400周年の準備で、彼方此方の建物などの化粧直しが進んでいるのだが、石を削るために粉塵が舞い上がり、またその工事の騒音が物凄いのだ。その音に負けずに粉塵を思いっ切り吸い込みながら、大声で観光説明するのはとてもツライ。
以前に石の彫刻家たちから、石を削る粉塵は非常に危険だと何度も聞かされたことがある。実際、肺癌で亡くなった彫刻家も身近にいた。彼の最期の苦しそうな呼吸を今でも思い出す。
秋シーズンの間、ずっとこの大騒音と粉塵との戦いだった。
ケベック市の「400周年さえ良ければいい」という態度が実に腹立たしかった。


今日のバスドライバーはヘビースモーカーらしく、いちいち下車観光の度にタバコをふかし、それだけでなく異常に話好きで、添乗員さんとの打ち合わせやお客さんとの会話まで遮られる状態だった。それもどうでもいいことばかり。やれあの芝生にはキノコが生えているよ、だの、うちの息子が住んでいる所では明日あたり雪が降るらしい、とか、だからどうした?と言いたくなるような内容ばかり。おまけに地元人ではないので、何度言っても道を間違え、どうしようもないのであった。会社にお願いしたいのは、とにかく地元のバス会社を使ってほしいってことです。何度注意しても駐車禁止に従わないこともあるので、チケット切られても知りませんわよ〜。


タバコと言えば、最近ケベックでは喫煙人口がドッ!と増えて来ているような気がする。毎朝、通勤の車の中から他の車を見ていると、大半の人が車中で喫煙している。日本ではどうなんだろう?今日も観光中にずっと喫煙しておられたお客さんが数人いたけど、乗物の中では吸えないからってんで、必死になって外にいる間吸い続けている、そんな感じだね。あれって、本数は増えるし、集中して喫煙するのはあまり好ましくないことだと思うけどね。まあ喫煙するのは勝手だけど、吐き出した煙やブッホブッホ咳をこっちにひっかけて来るのは止めてほしいんですけど。ついでに言わせてもらえば、あの手放し状態でのクシャミ「びゃっくしょ〜〜〜いいいっっっ!!!!!」って、ありゃヒンシュクもんでっせ。世界中どこでも。