夏、再び

昨日の最高気温は33℃だったそうな。
今日は27℃だから、少しはマシかも。
とにかく湿度が高い!
仕事中はなんとか我慢してジャケットを着ているが、仕事が終わると途端にタンクトップ姿で車の中に引っくり返って「アジ〜ヨォ〜、アジ〜ヨォ〜」と、すごくダラシナイのである。あんな姿、とてもじゃないけど他人様には、特にお客様になぞ見せられないな。帰宅後は短パン姿でベッドに大の字になって暫く横にならないと、とても復活出来ないワタクシなんである。



ケベック人は、遺伝の影響で、聴覚と嗅覚が特に鈍いとよく言われる。
実感すること度々である、窓を開け放つ夏は特に。
とにかく「煩い」と「臭い」には鈍感な彼ら。
芝刈り機や家庭大工、チェーンソーの音などは特にやり切れないほど煩い時がある。
ところが、ケベック人には芝刈り機の音が心地よく聞こえるらしい。そんなCMを以前TVで見掛けたことがあり、不思議な気分になったことがある。
学校での音楽教育が断然遅れているのも、ここら辺に原因がありそうだ。
あとは、よく外で火を焚く。
それも複数の家で同時に焚いたりするので、もう辺りは煙モウモウ!
私の住むS市では、週末の焚き火は禁じられているのだが、そんな条例は無いに等しい。
どうしてこんなに焚き火に生きるのか、ケベック人よ。
そんなに火が好きなのか。それは、開拓移民?はたまたインディアン?の血なのであろうか。
木や葉を燃やすのならまだいいが、建材の残りなども燃やすので、目が沁みたり、喉がいがらっぽくなったりするような時もある。こんなことでは、空気のきれいな所に住んでいる意味が無い。
今だに農場では豚のピピ(尿)を使った肥料が使われており、その臭いたるや・・・とても言葉では表現出来ない。そんな農地の真ん中に降り立つお客様方もたまにあるのだが、バスから降りるなり「うわ〜っ!」「くっさ〜!」と大騒ぎだ。当然だけど。紅葉も何もあったものじゃない。しかし、以前に関西からのお客様(男性)で、「う〜ん、これが自然の香りや!」と言って、その畑の真ん中で深呼吸しておられた方がいた。そこまでケベックを愛して下さるなんて・・・「ありがたや〜」と心の中で手を合わせた。