樹液のその後

あまりにも私が「早く早く〜!」と騒ぎ立てたが為に、主人が木に穴を開けてくれたのだが、
全く樹液が止まってしまったのを見て、「ほらね、やっぱり早すぎたでしょ?」と主人が言った。
まだ充分に暖かさが木の中まで広がっていないそうで、もう少し時期を待ちなさい、とのこと。
う〜ん、やっぱりケベック人に従おう。
訳も無くせかせかと早まっている私、落ち着きなく木の周りをウロウロしたりして、木もいい迷惑であろう。
やっと採れたあんな少しだけの樹液を焦がしたし。
自然を静観することが出来ないのか、私は。だからいつも植物たちから嫌われるのだ。