フランス系の名前

最近娘イザベルのクラスでロボットの制作発表会があったらしい。
小学5年生のクラスだ。
グループ学習の総まとめのような内容だ。
グループに分かれて、研究して、ロボットを作り上げ、その発表準備に忙しそうな様子だった。
「とても心配なことがあるんだけど」
イザベルは発表会が近くなって来るにつれて不安そうな顔をするようになった。理由を訊くと、何でも同じグループに2人の男子がいて、彼らがみんなの足を引っ張るという。普段から問題を起こしていて、何度も親が学校から呼び出されている、成績が悪い、先生たちから頻繁に叱られている、女の子の髪の毛を引っ張ったりして苛める、などなどイザベルから訊いた有様がこれだ。
そして発表会の当日、予想通り、折角作ったロボットを乱暴に扱い、発表の最中に、ロボットの首がピキッと音を立てたと思ったらグラリと落下してしまったらしい。イザベルは今までの努力が水の泡になってしまったと、怒り心頭のまま帰宅。同じグループの真面目な生徒たちは皆がっかりして家路についたらしい。
「あんなことがあっても反省することもなく、その2人ったら、壊れたロボットの頭の部分を自分で被って騒いでいるの、ほんとバカみたい」
おやつを食べながらイザベルが話す内容が可笑しくて、クラスの集合写真を見て、その問題の2人ってどの子なの?と訊くと、いかにもワンパク小僧という風貌。それにしてもイザベルは、大概学校の様子を、特に生徒の様子を話す時はその子たちの名前を必ず言うのだが、どういうわけか、今回はなんだか意識して名前を言うのを避けている様子なのだ。名前を訊くと、いかにも言い難そうである。
「あのね・・・こっちが・・・ギヨーム・・・そしてもう1人が・・・ジョナタン」
・・・なるほどね。
別に珍しい名前でもないので、驚くこともないのだが、よりによって2人の名前*1が揃って同じクラスに、それも先生に怒られてばっかりの子供たちとはねえ。


皆さんの好きなフランス系の名前は何ですか? 今日は男性の名前にしましょうか。
ミッシェルとかピエールは、発音を思いっきりフランス語的に発音すると、相手が恋人だったらとってもロマンチックかも。ジョスレンとかフランソワは音がキレイ。2つの名前が連なる名前、ジャン・ギイとかルイ・ピエールなどは、あまり知らない相手だったら連ねて呼んだ方がいい。親しくなると大概2番目の名前で呼ぶようになる。シャルルとかローラン、ロベール、シルヴァンなどは「R」「L」「V」などの音が入っているので、日本人にはちょっと呼び難いかもね。思いっ切り平べったくカタカナで呼んでもいいんだけど、それじゃぁ、ちょっと哀しいねえ。

*1:「知る人ぞ知る」2人。チンプンカンプンの方、ごめんなさい。