注意事項 

醜態

2年ほど前、あまりにも日本人女性からの被害届が相次ぎ、VIA(カナダ鉄道)駅構内の各所に、顔写真こそ出なかったが、はっきりと名前入りで日本人女性宛に(もちろん日本語で)警告文が張り出されたことがあった。
もちろん警察も係わっていたことで、この人物を調べてみると、案の定、れっきとした前科者であることが判明した。
そんな男に街中で声を掛けられ、一緒に食事をし、その男のアパートに泊まり、そのアパートの鍵まで持たせられていた日本人女性がたくさんいたそうである。
「日本人女性はこんなに〈カンタン〉なのですか?」と駅職員たちから質問攻めに遭ったこともある。
仕事で私たちは駅にしょっちゅう出入りしているので参考意見を聞かせてほしい、など、駅や警察からの聞き込み調査の対象にされたこともあった。
この件については日本の旅行ガイドブックなどにも【要注意人物】というタイトルで記載されていた。
当地の名前も当然列記され、ほんとに恥ずかしい思いをしたことは言うまでもない。


大和撫子の皆さんよ、くれぐれもご用心下され。