名前あれこれ

最近の最低気温はマイナス15、6度である。
これに風が吹くと、一気に体感温度はマイナス25度ほどに下がる。
ところでうちにはコンピューターが一台しか無く、息子がアパートに持って行ってしまうとどうしようもない。
まるでこれでは「ブログ中毒」である。
ということで今週中にもう一台買う予定だ。
もう今やブログは完全に私の「生甲斐」となっている。


さて話は変わり・・・・
私が普段仕事上使っているのは旧姓である。
こちらでは夫の姓でも旧姓でも、どちらでも使える。書類上でも何ら問題はない。
我々の仕事は、相手が主に日本人なので、旧姓を使っている人が大半である。
名札にカタカナだと、日本の方からはまず直ぐには名前を憶えて貰えない。
もちろん名刺には夫の姓も書き加える。
また日本のパスポートは未だに夫の姓優先なので、パスポートを身分証明として使うもの、例えばガイドライセンスなどは夫の姓が使われる。
でもこれはかえって好都合で、一緒に仕事をするケベック人らにとっては、我々の名前が憶え易くなるわけだ。
よくブランド名のような苗字はケベックにあるのかとお客らから訊かれる。
残念ながらシャネルだのヴィトンだのカルチエだのは電話帳にも見当たらない。
サンローランはある。セントローレンス川のフランス語読みでもある。
私はどういうわけか、こちらでは「B」で始まる苗字の人とのご縁がある。
まず夫から始まり、知り合う人の殆どが「B」姓である。何の因果か?
ところで主人の兄弟のそれぞれ配偶者らも「B」姓が殆どだ。私にだけある因果でもなさそうだ。
子供がハーフと分かると日本の方は名前を聞きたがる。
長男は父親が日本人なので日本名だが、次男と長女は日本名も持っているが、こちらの名前を主に使っている。
漢字なんかでは表現出来ないような思いっきり外人している名前を付けようと思った。
特に長女には可愛い名前を付けたかった。世界中の王女様の名前なども調べた。
モナコのステファニー王女から頂こうとしたが、あまり頭の良さそうな女性ではないことを知ってすぐに取り止めた。
ジュリエットはこちらでは主に老婆の名前だ。
娘の同級生にはオードリーとか、クロエとか、日本人から好かれそうな名前も多い。
小学6年生の頃に購読していた雑誌にある日、南仏のアルル地方を紹介するページがあった。
それにとても可愛らしいフランス人の女の子が案内役として載っていたのだが、名前を「イザベル」という。
私は子供ながらなんて可愛い名前だろう思った。
まさか自分の名前を「イザベル」に改名なんか不可能なので、将来女の子が生まれたら絶対「イザベル」と名づけようと決心した。それを実行したまでだ。
因みに次男はフレデリックという。大好きなショパンから頂いた。身分不相応だったかな?