楽しいプレゼント選び

クリスマスが近づくと恒例のプレゼント交換の準備に忙しくなる。
毎週末は殆ど買物のために外出する。
私みたいなのがたくさんいるらしく、どこの店も満員だ。
プレゼントを買ったら次は包装である。
こちらのショッピングセンター内にはプレゼント用に包装してくれるコーナー(有料)がある。
そこに並ぶ人々のほとんどが無骨そうな男性たちだ。
奥さんや恋人、子供たちへのプレゼントを手にズラッと並んでいる光景は一度写真に撮ってみたい。
だってその面々が間の抜けたような何ともいえない表情なのだ。
うちの夫も毎年このコーナーのお世話になっているようだ。とても自分で包装した風には見えないから。
真夜中に地下室で包装にチャレンジしてみて失敗したらしき形跡を以前目撃したこともあった。
やっぱり男性は包装が苦手なのか?
コーナー担当の年配女性らも乱暴なもので、それぞれの好みも訊かずに一方的にどんどん手当たり次第に包装紙やリボンを無造作に選んで包装していく。
もっともあの数をこなしていかなければならないので、まあ当然といえば当然だが。
でもどんなにステキに包装しても、こちらの人たちはプレゼントを開ける時は思いっきりビリビリ〜って、ムードも何もあったものじゃない。
だから包装紙やリボンの類にはなるべくお金を掛けないようにしている。
基本的に私はプレゼントをあれやこれやと悩みながら選んだり、包装したりするのが好きだ。
「これってもしかして生甲斐にしてないかい?」と自分に問うてみる。
クリスマス時期に限らず、ケベックでは店で買物してプレゼント用に包装してほしいと頼んでも殆どの店がせいぜい値札を外してくれる程度だ。
日本からのお客さんからもよくプレゼント用に包んでほしいとのリクエストがある。
ダメ元で一応店員に訊いてみるが「残念ながらうちではやっていません」との返事が。
プチシャンプランでは殆どの店が店名入りの素敵な包装紙や袋を使っているので問題無いが、例えば田舎のメープルシロップ小屋なんかだとまずステキな包装は期待出来ない。
無印で粗末なあの茶色の袋に入れるだけだ。ケベック人は、特に女性は結構気の利かないのが多いので、日本人のニーズに応えてこうしよう、ああしようなんて工夫する人は皆無といってよい。
これは普段の会話にも言えていて、ケベック人女性(非常に少数ですが例外もある)との会話は本当にツマラナイ。退屈だ。天候についてとか、その人の身内の事とか、そこら辺の人の噂話とか、要するにこちらにはどうでもいいような会話が殆どである。
その点、ケベック人男性は面白い人が多い。ユーモアにも腹の底から笑える。
日本人は性別問わず、お話していて本当に楽しい。これは決して言葉上の問題ではない。
いろんなものに興味を持ち、勉強している人が多いからだろう。好奇心旺盛である。
このブログでご一緒させて頂いている皆さん、そして各々のブログにコメントされている皆さん、本当に勉強されていて感心してしまう。読んでいてう〜んと唸ってしまう事度々である。
やっぱり日本人の頭脳は世界一だ。