親を喪うこと

日本人の酒好きは世界でも有名。
一般に大人しい日本人、特に日本人男性が浴びるように酒を飲む姿はよく此方でもニュースなどで取り上げられている。
私も元からの酒好きだからよく解かる。
解かるけど、でも私は気をつけている。
父を見ているからだ。
酒好きが認知症になるとどうなるかを目の当たりにしたからだ。
その父と一緒に10年間苦しんだ。
その10年間の半分は母が倒れて全く母と話せなくなってしまった。
母も父の認知症に苦しんだ。
この10年間に私はいろんなものを失った。
人生の楽しみを少しずつ失って行った。
13、14年前頃からの写真を見るとそれが一目瞭然だ。
世界で一番大切な両親を喪うことがどれだけのことなのか、今こうして思い知らされている。
父が酒で倒れ、そして母をも道連れにした。
どんなに浴びるほど飲んでも父も私も酒に酔うことを知らない。
それがどんなに恐ろしいことなのかを身を以て知った。

追記;
酒に酔わないというのは酒の弱い人間を見るとイライラするということである。
見苦しほど酔い潰れる姿が信じられないし鬱陶しい。
酔うのであればなぜ酒を飲むのか理解出来ないのだ。
よく食べ歩き動画などを観ていると背景に酔っ払ってバカ声を張り上げている男女の様子が伝わって来るが、特にあの女性の金切り声には殺意さえ湧く。
本当に見苦しい。
見苦しく酔うのであれば酒など飲むな。


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