若さを大切に 若者を大切に

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いろいろ挑戦するのも若いうち。
20代後半に車の免許を取得してそれから少しずつ日本を出る準備を始めた。
「よし、今だ」というタイミングに合わせて。
もちろん戸惑いもあるがこれだと思ったら迷わず前進のみ。
私の場合は日本での辛さが機動力となった。

日本列島を見下ろしてもちろん泣いたが二度と帰って来るものかとも思った。
泣いたのは母が住む国だったから。
カナダは然程好きな国ではなかったがケベック州とは幼い頃からの強い繋がりがあったのは確か。
どんな辛いことがあっても日本に帰りたいとは思ったことが無い。

ただ悪阻の時に「海苔弁当と鮭弁当が食べたい!!」と泣きながら帰りたい、その弁当を食べるためだけに帰りたいと思ったが悪阻が終わった途端にケロッと忘れた。
2度目の悪阻の時はなんと日本食が恋しくならなかったから不思議だ。

それまでは3人婚のような生活をしていたが夫も愛人も追い出して子供たちと一緒に仕事しながら暮らして生まれるその時だけ母に来てもらって出産した。
私って凄く変な人でしょう?
でもね、周りにいるオスを追い出してメスがひとり(一匹、一羽、…)だけで出産するのが自然の習性らしいです。
家の中はいつもピカピカに掃除して今とは大違いである。
その掃除中に胎盤剥離で即入院。
病院には夫と、仕事で一緒の男友達だけが来てくれた。

肝心の愛人は法廷の規制があって来るに来れなかった。
あんな生活、もう二度と出来ない。
周りから見たら滅茶苦茶みたいな生活も自分にとっては決してそうではなく貴重な経験だったと思っている。人におんぶに抱っこの生活ではなく自分の力でやって来たしみんなを大切にしたので痛恨や争いも無く。

今、痛恨と書こうとして間違って「怨念」と打ち込むところだった。
あ、危ねえええ
やっとフェイスブックも元通りになり、不便さから解放されつつ普段どれだけフェイスブックに頼って来たか、フェイスブック様様様、感謝感謝である。

だから自分より年若い人たちが夢を語ったりジャンプしようとするのを見ていると自分まで嬉しくなる。
こうして高齢期に入ってしまうと若い時ほど身体も動かなくなって来るし反応力も全然違って来る。
「いやいや、自分は若い頃と何も変わらず元気いっぱいですっ!」なんて唾飛ばして言ってる人を見ると「この人、頭がおかしんちゃうか」と思ってしまう。
で、いつまでも若い気して政治に携わったりして、思いっきりジジイな咳払いなどを繰り返しながら若い国民たちから「お爺ちゃん、さようなら」などと言われているのも知らず、破壊的な事ばかりを繰り返しながら自分の墓に向かうのである。

早く爺むさくなれと言っているのではなく、自分よりも若い人たちに道を譲りなさいと言っているのだ。
「若い者たちにはとても任せられない。自分がいなければこの世は回らないのだ」などという誤った思い込みは間違いなく認知症である。
お願いだから、若者たちの行く手を塞ぐな、ということです。


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