哀しいかな日本はもう終わっている。
現役時代は、こうして海外に居ながらにして多くの日本の人たちと一緒に25年間に渡って過ごして来た。
日々、初対面の日本の人たちと出会いながらの日々だった。
だから日本から離れていても日本の情勢や変化など手に取るように日々の仕事を通じて自分にも伝わって来ていた。
そしてここ最近、旧知の日本の人たちでは無く、初対面の日本の人々を通して現在の日本の様子を知ることになり、日本がもうすでに終わっていることに気付かされた。
ここまで日本が変わり果てていたとは全く気付かずにいた自分が迂闊であった。
世界基準・標準から大きく脱落した日本。
母国であるからこその落胆である。
なぜここまで落ちてしまったのか。
あれだけ優秀な民族なのに、どうしてここまで落ちぶれてしまったのか。
連日、愚かな争いに明け暮れ、何の変化も訪れず、何の変化も迎え入れず、
改革改新を望まず、お互いに足の引っ張り合いをしながら、
嫉妬という泥沼に足を獲られつつ、ただただ人を憎み、恨み、
愛するなんて言葉はもうすでに死語になっている。
そんなのばかりが国のリーダー、一般市民レベルのリーダーになっているからもう滅茶苦茶なのである。
破滅に向かって突き進むだけである。
日本の学校や企業を見ても、まるで頓珍漢な方向にどんどん進んで行くだけである。
社会の基礎となる学校教育の衰退ぶりは特に酷い。
未だに学校での虐め問題があるなんて信じられない。
法律もあって無いような国が日本だから。
これは昔も今も変わらず。
ずっとずっと明治時代の法律が繰り返されている部分がまだまだある。
日本に向かって立ち直ってほしいなんて絶対に言わない。
母国であるからこそ、同じ日本人だからこそ辛いなんて決して言わない。
此方がちょっとでも下に出るとすぐにつけ上がるのが日本人の特徴だから。
だから下になんか出ない。
ただただ恥ずかしい限り。
地球上で日本がどれだけ愚かなことを繰り返しているか伝えるだけ。
海に囲まれた小さな島々だからこその発展の無さなのであろう。
外から見てどれだけ恥ずかしい国なのか、そのことを伝えるだけだ。
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